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コラム

2019-01-25 08:00 追加

16年ぶりの沖縄開催は好評 次回も盛り上げるには? V1リーグ男子

SV男子

次回開催への課題

16年ぶりの沖縄開催は好評といってもいいとは思うが、いくつか気になった点をあげたい。

パナソニック自身は積極的に沖縄開催を告知していたが、もう少し他チームと連携、あるいはリーグとして盛り上げても良かったのではないかと感じさせられた。せっかく、新たなファン層など新規開拓するチャンスだったはずだが、どこまで開拓できただろうか。観客席に座っていた観客のうち、何割がチケットを購入して訪れていたのか。形式上は“自主的に”購入していることになっているが、ここには詳しくは記さないが、疑問を感じる話を聞いた。

琉球新報の1月21日紙面

また、地元メディアへのアピールをもっとしても良かったとも感じた。土曜日の試合は、地元の新聞社やテレビ局が総出で会見に出席し、翌日の紙面も大きく取り上げていた。ただ、“16年ぶりの開催”というニュース性が薄れる日曜日の試合では、会見に地元メディアは一切現れず、残念に思えた。月曜日の紙面では、沖縄県の高校のスポーツの試合結果や、沖縄キャンプを行っているJリーグ各チームの情報で紙面は埋め尽くされ、Vリーグの試合について小さく紹介されるだけだった。何かしら、両日ともに地元メディアを繋ぎ止める仕掛けを作っても良いはず。

沖縄市体育館はバスケットボールのBリーグで、強豪の琉球ゴールデンキングスがホームとして使用している。パナソニックの試合を見に来ていて、琉球の試合をよく見に行くという女性によると、「琉球の試合の雰囲気はもっとすごいですよ!」と話していた。

何事もトライアンドエラーの繰り返し。久しぶりの開催とあって、多くの関係者が慣れない中で一生懸命大会運営を行っていた。今回の沖縄開催の経験を生かして、次回はさらに盛り上がる沖縄大会になれば、沖縄だけでなく、バレーボール界全体にとって良いことだろう。

写真・文:大塚淳史

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