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会見・コメント

2019-03-15 13:01 追加

サントリー経験値重視でF6初戦勝利 荻野監督「米山のリーダシップはお手本になる」

V1リーグ 男子

荻野監督、先発起用の塩田の大活躍に「あれはミラクルだった」

●荻野正二監督

ファイナル6入って厳しい戦いになるなとは予想していましたけど、最初、1セット目序盤、入りも良かったし、8−6でテクニカルタイムアウトも取れたけど、やはり堺さんの粘りと、さっき質問でもあったけど、フェイントというかプッシュをブロックの間に2、3本やられたので、ちょっとストレスのたまる展開だった。だいたい堺戦は1セット取られてから、2、3、4セットを取っているので、先ほど大宅も言っていましたけど、全体的にファイナル6、昨年経験しているけど、ディマにしろ、秦にしろ、大宅は去年上げているけど、(会社に)入ってから初めてだったので、その硬さはあったのかなとは思う。でも、秦でもしっかり一生懸命プレーしてくれていたし、2セット目でいけるところまでいこうかなと思っていたんですけど、ムードも少しよくなかったので、ちょっと米山に託そうかなと思った。米山を最初にいくとあと無いんで、リリーフとして米山をいつでも投入できるように、それがベンチサイド、コーチングスタッフとの話し合いながら、それがちょっと当たったかなと思います。勝ち点3が取れたし、4セット目も出だし3−1までいかれたけど、点数を8、16(点目を先に取ること)を目標にやってた。選手たちはよく頑張ってくれていたし、ミーティングで言ってたことをプレーで示してくれた。初戦3−1で勝利できたのは自信になる。明日、豊田合成は前回、フルセットで(相手が)日本人(選手)だけで負けているんで、そういうことがないようにしっかりやっていきたいと思います。

――今日、先発のミドルに星谷選手と塩田選手でした。塩田選手がかなりつなぎのボール、ネットのボールの処理でかなり貢献していましたが。

荻野監督:あれはかなりミラクルでしたね(笑)あんなことはないと思うんだけど。スパイクがマークをすごくされているので、何かで活躍しようと思って一生懸命やってくれていたんでしょうし、サーブもそこまでミスしていない。良いところで、4セット目とかクイックを決めたり、ワンタッチもしっかり取ってくれて、ディグも珍しく上がっていた。本当にセンターは前からの課題で、誰を使おうか、誰を使おうかと、ほんまコーチとミーティングしながら決めているんですけど。今日は塩田で当たったかなと思うし、星谷も今日あまりクイックは決まってなかったけど、プレーより米山と一緒で、雰囲気をちょっと、皆リラックスさせるためには必要かなと星谷を入れて最後までやってくれたんで良かったんじゃないかなと思います。

――塩田選手と星谷選手を今回使って、仕事をしたということですが、3レグは小野選手を多用していたと思います。今回あえて小野選手を外した理由は何かあるんでしょうか。

荻野監督:1週空いて、その時の練習で、6人の練習で入れた時に、小野より塩田の方が良いのかなと。調子も良かったし。サーブも打ち込んでいたし。小野は逆にリリーフの方が活躍するかなとは思っていた。そこは塩田で、どっち使おうかは迷っていた。星谷がダメなら小野でいこうかなとは思っていた。今日は3ローテだけ使った。そういう感じでも活躍しているんで、計算できるかなと思った。それと、リリーフで塩田を出すのも同じくらいやってくれるんですけど、最初に経験値、ファイナル6という経験値をやっぱり塩田の方があるんで、そこで塩田と星谷という自分たちで決めました。

――松林選手は2枚替えしてオポジットで出ていました。2回とも小川選手でなく松林選手が出ていた。彼はカテゴリーとしてはオポジットなのでしょうか。

荻野監督:いや、どっちでもいけるんですが、この1週間、本当に調子が良かった。エースでも使えるし、オポでも使える。小川でも良かったんですけど。サーバーがいなくなったんで、そこで小川のフローターが良いのかなと、1回ミスっちゃったんで、そこは使えなかったんですけど。オポとして、今回の堺戦に関しては、松林を2枚替えで使おうと思っていました。

――試合前から?

荻野監督:試合前から私は思っていた。松林のサーブのちょっと計算できないので。小川の方が入れば、今日はミスったけど、入れば結構効果はある。他のメンバー見ても、サーブ打てる奴はあまりいないので、小野も無理だし、そういう面では(小川)猛は最後の最後にどういう場面でサーブがくるかわからないけども残しておこうと。それで、松林もスパイクの調子が良かったんで、松林でいこうかなと。

――ではまた月曜からの1週間の練習で、どういう使い方をするか全然決めてはいない?

荻野監督:そうですね。出た選手が結構活躍してくれるんで。その中で色んな選手を使って、その勢いというのをチームに浸透していると思うので、また1週間、練習を準備をしっかりしながら、どういう14人をするかこっちで決めていきたいと思います。

――今日のベンチ入りメンバーで、控えセッターに退団を発表された岡本選手が入っていましたが、退団の関係もあるからでしょうか?

荻野監督:いや、そこは全く関係なくて、練習で良い方を選びました。JTとの最終戦が山本(湧)があまり良くなかったので、小川と松林を2枚替え出した時に上手くトスを上げてくれていたんで。今日も良いトスを上げてくれていた。4セット目はダメでしたけど、ライトへ良いトスを上げていた。スパイカーも思いっきって踏み込めていた。だから、そこは岡本でいこうかなと。やっぱり経験値もあるし、場数もあるし。引退するからとかは関係ないです。来週になったらまた違うかもしれないし。

――ファイナル6の初戦だから、経験値のある選手を?

荻野監督:そうですね。そこはどのチームもあるのかな、ないのかな?うちはそういう風に考えて、経験値のある選手がいる方が落ち着くのかなと。ムセルスキーもいるけど、初めてのファイナル6だし、そういう選手が多い方が良いのかなと。

――米山選手の起用について。レギュラーラウンドでも同じように途中起用して流れを変えるというのが多かったですが、そういう特徴を評価しての起用でしょうか。

荻野監督:もちろんです。技術的にも、スパイクも決まるし、レセプションも秦よりも良いのかなと思う。大宅も言いましたけど、ムードが、場数を踏んでるから、どうやったら盛り上がるか自分で知っている。ここまできたら、技術よりメンタルだと思う。メンタルが強い方が勝つと思っている。そこで米山を途中で交代して、また良ければ秦でもいってもいいし。負担はかなり大きいとは思うんだけど、そこのリーダーシップ、他の選手も見習って欲しい、お手本になるので。特に中堅の選手は見習って欲しいなと思います。

写真・文:大塚淳史

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