2019-03-23 01:04 追加
デンソー・石田瑞穂「個々の能力を伸ばし、チームを引っ張る選手が増えればもっと強くなるはず」 東レ・水杉玲奈「スピードと球の重さが高校バレーとは違うと実感」
V1リーグ 女子
■東レアローズ
●菅野幸一郎監督
出だしの1セット目、最初はクランが力み過ぎたというか、スパイクが決まらず、サーブレシーブも崩されて、自分たちの思うような形ができずに慌てるような場面が多かったと思います。それでも終盤は追いつきかけたところもあるので、ハイセットとかトスとかチャンスボールの処理などの修正をしっかりできるようにやっていかなければと思っています。
2セット目からは少し落ち着いて、コンビもしっかり組み立てられたと思いますし、クランも自分のペースに戻れたかなと思っています。大野(果歩)の調子が悪かったのですが、途中から小川(愛里奈)に交代し、しっかり自分の仕事をしてくれたかなと。とりあえず、勝利できてよかったと思っています。
――1セット目、タイムアウトで激を飛ばされる場面もありましたが、どのようなことをお話しされていましたか? 特に中田(紫乃)選手に対して、どんな声をかけていらしたのか教えてください。
菅野:中田の場合はチームのつなぎ役というのが役割だと思っていますので、そういったところでしっかり声をかけて、自分の役割を果たしてほしいと。多少バタバタするのは想定していたのですが、やるべきことができていないのは問題だよね、と。選手たちも緊張していたりとか、「勝ちたい」という気持ちが空回りするケースが多いので、そういったところで声をかけてほしいと話しました。
――井上奈々朱選手が最近活躍されていますが、調子が上がってきたのはどのような理由からだと思いますか?
菅野:井上の場合は速い攻撃が特徴なので、関(菜々巳)がしっかり使えているというのもありますし、チームの中では常に同じポジションの選手同士を競わせていますので、「調子が悪かったら変えられる」というのも(いい意味での)プレッシャーになりながらやっているのではないかと思います。
――ファイナルラウンドに入って以降、レギュラーラウンドと変化した部分は?
菅野:そんなに変わっていません。ただ、ここ数試合、黒後(愛)の調子があまりよくなかったので…。でも、昨日、今日とよくなってきているのではないかと思います。
――黒後選手の調子がよくなかったということですが、本人も悩んでいる部分があるのでしょうか?
菅野:悩みながらやっていると思いますが、最後は本人がやるしかないので。例えば今日の試合も、日本代表としてやっていくためには相手の外国人選手の高い攻撃に対してブロックをどう跳ぶのかなど、必死でやっていかなければならないと思います。自覚を持って、しっかりとやっていってほしいと見守っています。
●水杉玲奈選手
サーブレシーブに入らせていただき、最初は緊張してパスが入らないことも多く、そこが自分の課題だと思ったので、これから頑張っていこうと思っています。
●黒後愛選手
まず最初のセットを落としてしまったのは、出だしが大事とチームでも話していたので、課題です。でも、その後の3セットを連取し、3ポイント獲得できたのはチームにとって嬉しいことですし、大きな1勝だったので、これを来週につなげていきたいと思います。
●中田紫乃選手
スタートでリズムを作れなかったのですが、終盤、セッターがミドルを使うようになってきて、自分たちにとっていいテンポでバレーができたのかなと思っています。出足は悪かったのですが、3ポイントとれたことを自信にして、これから上がっていくしかないと思うので、来週も頑張りたいと思います。
――水杉選手に。高校時代とVリーグの違いで感じている部分は?
水杉:スパイクのスピードも違うし、重さも違うので、そう簡単には上がらないというのを実感しています。
――今はサーブレシーブで入っていますが、ご自身はサーブレシーブとディグのどちらが得意ですか?
水杉:ディグの方が得意です。
――中田選手に。今日、タイムアウトの時に監督からどんなことを言われましたか?
中田:今日に限らずですが、チャンスボールの時に早目に声をかけて、私が守備をして他のスパイカーに打たせたりとか、絶対にミスできない場面でチームを勢いづけるような指示を出すように言われます。コートの中で私はたくさんスパイクを決める役割ではないと思っているので、レシーブの安定だったりとか、そういう細かいプレーをやっていかなければならないと思っています。
――水杉選手に。高校時代と違い、現在はサーブレシーブのみの役割ですが、難しさを感じる部分はありますか?
水杉:サーブレシーブがあまり得意ではないので、ミスしないように気をつけながらやっています。焦らずに落ち着いて、試合前に深呼吸をしながらやっています。
――黒後選手に。昨日と今日の試合の東レらしさはどんなところだったと思いますか?
黒後:サーブが走り、相手を崩して自分たちのリズムでバレーをできたので、そこがよかったことと、波に乗るというか、勢いが出たというのが東レらしさだったと思います。競ってる場面でも、一人ひとり前を向いて、1点に対して貪欲にできたこともよかったです。今日勝っても、来週の2戦がまた重要になってきますが、切り替えて次の試合でいい準備ができるように、チーム全員で頑張りたいと思います。
――中田選手に。今季から中心選手としてコートに立つようになり、ご自身が成長できた部分は?
中田:今までは途中から入ることが多かったので、気持ちの部分でスタートから入っている選手に追いついていない感じがあったのですが、今シーズンはスタートで出るようになり、もっともっといいパフォーマンスをしなければならないと考えたり、試合に向けての意識が変わってきたと思います。
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