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会見・コメント

2019-03-29 12:00 追加

JT・深津旭弘「控えの選手があれだけやってくれたことは良かった」 豊田合成・高松卓矢「アンディッシュはバレーボールの父で、イゴールは兄のような存在」

V1リーグ男子ファイナル6 JT対豊田合成戦会見コメント

V1リーグ 男子

3月24日に大田区総合体育館(東京都)で行われたV1リーグ男子ファイナル6、JT対豊田合成戦の記者会見コメントをお届けする。

JT 3(25-20、25-21、18-25、25-16)1 豊田合成

■JTサンダーズ

●ヴェセリン・ヴコヴィッチ監督

東レさんの結果を見てから試合に臨まなければならなかったので、2セットを取らなければファイナル3に行けないことがわかった状態でゲームを進めました。豊田合成さんに関して言えば、 順位は確定していましたが、イゴール(オムルチェン)選手の最後の試合ということでモチベーションが非常に高く、力のあるチームでしたので、簡単な状況ではありませんでした。

試合の序盤、 相手にリードされる状況でしたが、追いついて、終盤まで競った状態で、そこから終盤でこちらがブレイクポイントを取って抜け出すことができ、とることができました。
2セット目に関して言えば、同じような展開でしたが終始自分たちのペースを握って、2セット連取することができてよかったと思います。
3セット目以降、ファイナル3が確定したため、控えの選手達をコートに立たせてプレーさせました。彼らも本当によいパフォーマンスを見せてくれて、しっかり勝つことができましたし、ファイナル3に向けて全員が戦える状態にあるということが確認でき、チームとして本当によかったと思っています。難しい試合でしたが、とにかくファイナル3に進出することができたのが何よりの収穫です。

――昨年もファイナル3に進出されていますが、東レとのファイナル3はどんなところがポイントになると思いますか?

ヴコヴィッチ:2年連続ファイナル3に進出できたということで JT が実力のあるチームだということを証明できたので、それを誇りに思っています。東レさんに関して言えば歴史があって力のあるチームで、特に日本人選手のレベルが高く、そこに力のある外国人選手の(アントニン)ルジェ選手やアジア枠のアウン トゥ選手も加わって、さらに素晴らしいチームになっていると思います。
ファイナル6に入ってからの戦いは、うちにフルセットで負けた以外は全勝で、素晴らしいバレーボールを展開していると思います。
ファイナル3は今日見せたような形で全員がしっかり自分の仕事を全うできれば、勝機はあるのではないかという期待はあります。

――相手チームのイゴール選手が 今日、最後の試合となりましたが、豊田合成の前は JT に在籍していたということで、何か思い出はありますか?

ヴコヴィッチ:イタリアでとても有名な選手ということで来日し、 私が就任する1年前に加入し、そのシーズンは6位で、彼と私が一緒に戦ったシーズンは 6位から2位に上がって、黒鷲旗と Vリーグのファイナルで2回、パナソニックに負けましたが、 2位という成績を残すことができたと思います。その後、豊田合成さんに移籍して、結果は皆さんがご存知の通りです。 とても力のある選手だったと思いますし、今シーズンに関してはケガや年齢の部分で苦しんだことはあったかもしれませんが、ケガが原因の引退ではなく、健康な形で彼がキャリアを終えることは私も嬉しく思います。彼の今後のご活躍をお祈りしております。

●山本将平主将

とにかくファイナル3を決めることができ、とても安心しています。 内容的にも第3セットから控えのメンバーが出場し、 メンバーが変わってもチームが勢いを止めることなく、 勝てたことは収穫だと思います。 来週もこの勢いに乗って頑張りたいと思います。

●小野寺太志選手

今日は2セットとればいいとか、数字で考える部分もありましたが、 最後は勝つことが大事だったし、 控えの選手と交代してからチームの力を見せることができたのはいちばんの収穫だったと思います。この勢いも大事にして、これから先の試合、チーム全体でどんどん 勝ちにつなげられるようにしっかり一戦一戦戦っていきたいです。

●深津旭弘選手

二人と同じで、ファイナル3に進む権利を自分たちの手で取ることができたことと、控えの選手があれだけやってくれたことはチームにとって素晴らしいことだったと思います。
彼らがあれだけの力を出してくれるからこそ、レギュラーで出ている人間は来週、本当に責任を持って挑まないといけないと思いますし、その部分で刺激になりました。
また、 イゴールの最後の試合ということで、JTの今のメンバーは彼と一緒にプレーしたことのある選手は少ないのですが、自分にとってセッターとして一緒に戦えたことは本当に素晴らしい時間だったと思います。

――深津選手に。東レが勝った後でしたが、試合の入りは落ち着いて見えました。実際にはどのような空気で、どのようなことを心がけていましたか?

深津: 昨日の夜からずっと考えていて、絶対にバタバタするだろうなという予想はしていました。 自分がそういった雰囲気をいかに止められるかが重要かななどといろいろ考えていましたが、 今日は僕の方が緊張し、変な方向に行ってるなという感覚がありました。でも試合に入った時に僕以外の選手がとても落ち着いていたので、 そこは本当に助けられましたし、僕がチームやゲームをコントロールしようと考えていたのですが、逆に山本や井上航のサーブレシーブだったり、他のアタッカー陣のおかげで落ち着いてできたので、そこは本当に感謝しています。そして、これを来週に続けることができればいいと思ったゲームでした。 僕に関しては異常なくらい緊張していました。

――小野寺選手に。来週の試合をどう戦いますか?

小野寺:戦術よりもシンプルに僕たちがやるべきスタイルがあると思うのですが、それが高さを活かしたバレーなのか、サーブなどで粘り強く攻めていくバレーなのか? やるべきことはたくさんありますが、個人個人がそれをやっていけば今日のようなバレーができると思います。 十分、力のあるチームだと思うので、 来週に向けてまず、 今は全員が準備して1点目からしっかり実力を出せるような状態に持っていくだけだと思います。

――小野寺選手に。今日、 2セット目のいいところで決めていましたし、ファイナル6に入ってからスパイク決定率がとてもよいと思うのですが、ご自身では調子がいいと感じていますか?

小野寺:正直、ファイナル6に入ってから調子が悪く、会場練習でもいいスパイクが決まっていませんでした。深津選手とのコンビもバタバタする場面があったのですが、今日はいいところで使ってもらい、いいトスをくれて、僕は思い切りそこに入って打つだけだったので、深津選手に感謝しています。

――山本選手に。4セット目で普段なかなか試合に出られない選手たちが出て活躍しましたが、どのように感じましたか?

山本:普段出ていない選手もコートに立ったら自分たちのバレーを表現して勝ちに行けることは、全員で戦っている証明になるかなと思っています。昨年もファイナル3でエドガー選手がケガをして、控えの選手が入っていいバレーができました。そういった意味でも、ファイナル3やファイナルでも何が起こるかわかりませんし、誰が代わっても自分たちのバレーができることを証明できたということは、対戦相手にもプレッシャーをかけられる部分なのではないかと思います。

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