2019-04-10 08:00 追加
清水邦広「怪我をしてからの1年は、人生で忘れられない1年になる。改めて応援して下さる方達のありがたさを知り、また感動できるプレーで恩返ししたい」
SV男子 / 全日本代表 男子
――復帰の喜びから、また手術とリハビリ。挫けそうになったのではないかと思いますが。どうやって乗り越えましたか?
清水:やっとチームの練習にも復帰ができて、試合にもちょっとずつ出られるようになって、というところでのもう一回手術ということで、相当こたえはしましたが、福澤(達哉)がすごくお見舞いに来てくれたり、チームの皆がすごく支えになってくれました。つらい時に皆といろいろ話をできたことで、つらい気持ちを乗り越えることができたと思います。話の内容はたわいないことですけど、一緒にいることで僕にとってはすごく勇気づけられたので、本当に感謝しています。
――最初の復帰の時は、喜び方を忘れていたと聞きました。
清水:はい。試合勘も相当なくなっていましたし、喜び方も忘れていましたし、何よりもすごく緊張しました。
――ファイナル6の最後に、2度目の復帰を果たされましたね。
清水:3週間入院して、筋力もジャンプ力もまた相当落ちてしまいました。熊本大会の頃よりも低くなってしまったんです。でも、靭帯自体は傷んではいないので、痛みがあっても筋力が戻るようにトレーニングしながら練習をやっていました。ファイナル6の最後に出られたことは、僕にとってはすごく良かったです。ただその時は、スパイクを打ちはじめてまだ1週間も経っていませんでした。熊本大会の時は自信を持って試合に出たのですが、今回は自信があまりなくて「大丈夫かな? また怪我をしないかな?」と思いながら試合に出ていたので、僕自身が納得いくプレーができなかった。それはファイナルに向けて少しずつ、練習でしか補うことはできないので、やっていくしかないですね。
――今の練習での手応えは?
清水:ジャンプ力がまだまだ全然戻っていません。今までだったら打てたコースに、スパイクが打てないんです。考えているプレーに身体が追いつかない。足が一歩出なかったり、いろんなささいなことができない。だから、やりながらでしか補っていけない。ファイナルまで時間がない中で、どれだけやれるか。でも、焦ってやりすぎてしまうと、それももちろん良くないですよね。難しいところですけど、今の状態での自分の最高のパフォーマンスを出せればと思います。
――昨年はコートの外から見るしかなかったファイナルの舞台ですが、今度はコートに入るかもしれないという状態で迎えます。抱負をお願いします。
清水:どんな形であれ、一番最後は試合で活躍することが目標だったので、できればフルで出てしっかり活躍したいです。でも、たとえチャンスが少なくても、いい結果を残せるようにしっかり準備したいです。
同じカテゴリの最近の記事
- 「そして、また走り出す」 群馬グリーンウイングス・白岩蘭奈さんインタビュー SV女子 [SV女子] / 2025.09.29
- 待望の復帰!埼玉上尾メディックス・入澤まい「日本代表。もう一回あの場所を目指したいと思う自分に気がついた」 SV女子 [SV女子] / 2025.09.24
- 埼玉上尾メディックス・山地梨菜「スパイクのコース幅を広げる、守備も頑張りたい。プレー写真をたくさん撮ってください」 SV女子 [SV女子] / 2025.09.22
- 今が飛躍の時、埼玉上尾メディックス・岩澤実育「反射神経やスピードは世界に通用すると思った。仁井田桃子との対戦も楽しみにしています」 SV女子 [SV女子] / 2025.09.22
- 夏の東京にふわり小雪が舞う。東京サンビームズ・関沢小雪「バレーをやめるか、環境を変えるか。私は東京を選んだ」 V女子 [V女子] / 2025.08.18
コメント
Sorry, the comment form is closed at this time.