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インタビュー

2019-04-20 08:00 追加

越境バレーボーラー タイランド 柳川大知インタビュー【前編】旅先のタイでトライアウト!? V2(チャレンジリーグ)からアジア進出

タイリーグでの活躍を振り返る

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今回の越境バレーボーラーは、2017/18シーズンまで所属したV・チャレンジリーグ1(現V2リーグ)のつくばユナイテッドを経て、今季タイリーグでプレイした柳川大知選手にお話を伺っています。前編では、タイでプレイすることになるまでの経緯、シーズン途中でのポジション変更についてなど。

柳川 大知(やながわ だいち)
1990年5月15日生まれ
188cm 79kg
ミドルブロッカー・オポジット
愛知県名古屋市出身
名東高校→愛知教育大学
つくばユナイテッドSunGAIA(2013/14~2017/18)→NK FITNESS SAMUTSAKHON(2018/19~)

――はじめに今季タイリーグでプレーすることになったいきさつを教えてください。

正直、タイというのは決めてなかったんです。全然、タイリーグのことも知らなくて…。海外っていうとヨーロッパ中心ですよね? ヨーロッパ中心に探していて、身長的にもあまり高くないのでなかなか見つからなかったんです。で、探してる中で、たまたまタイのチームにコンタクト取って…。これ、ちょっと微妙かもしれないですけど、タイへ旅行で行ったときに、もうせっかく行くなら、バレーボールチームにコンタクト取ってみようと思って、バンコク周辺のチーム全部にメッセージを送ったんです。で、今のチームが練習来ていいと。メッセージと動画とプロフィール送って、練習に行ってそこでトライアウト受けて帰国後にオファーが来たっていう形です。そこで条件とか話して、いくらほしいのかとか、家のこととかも全部話しました。チームもちょうど外国人選手がいなくて、それでタイにたまたまなったという感じです。

――旅行を決めた時にはタイリーグに行きたいというわけではなかったんですね?

なかったですね。奥村(麻依、全日本女子)さんとか新井(洋介、豊田合成トレフェルサから派遣)君とかが行くのは知ってたので、存在は分かっていました。それでコンタクト取ってみた感じですね。ほとんど断られましたけど(笑)。

――何チームくらい連絡をしたんですか?

バンコク周辺で探してたんで5チーム、6チームくらいですかね、コンタクト取ったのは。

――反応があったのが1チームですか?

いや反応は来るんですけど、タイミング的に今は外国人選手はいらないというチームが多くて、そのチームだけ来ていいよと言われました。

――その時は練習に参加したいというだけでしたか?実際に移籍してプレーしたいとは伝えていたんですか?

タイでプレーしたいということは言って、で練習に参加させてくれないかみたいな形でした。動画もプロフィールも送った状態で行って…飛込ですね(笑)。

――練習に参加したのは何日間ですか?

1日ですね。1日で、帰国もあったので1時間だけ(笑)。練習自体は多分3時間くらいあったと思うんですけど1時間だけ参加しました。

――そこではどんなことをやられたのですか?

普通に練習に参加しただけなんで…。地上から打つレシーブ練習を一緒にやって、そのあとせっかく来てるからスパイクを見るという話になって、で、スパイク練習を全員で。メニューが多分変更されたと思うんですけど、普通にセッターがフリーボールを入れて、リベロが取ってセッターが上げる、シンプルな形でやって終わりでした。ゲーム形式とか全くやってないです。時間的にもできなかったので。

――その時の手応えはどうでしたか?

その時は正直あんまりできなかったですね。そのトライアウト、9月に行ったんですけど、9月のタイの気候って雨とか湿気とかも多くて、体育館めちゃめちゃ滑るんです、湿気で。日本でもよくあると思うんですけど、梅雨とかの時期になると湿度で湿るみたいな。その状態でもう全然、いつもの感覚と違ってできないっていうのと、あとは、初めて行く所なんで、セッターとの連携も全くないですし、あんまりできなかったかなっていう感じで、無理かなと思いました。

――その時のチームの反応はどうでしたか?

ホントにフレンドリーな感じで接してくれて、ジョークとかも言って…タイ語なんで何言ってるかわかんなかったですけど。行ったら笑顔で迎えに来てくれましたね。大学で練習していてそれが分かりづらい場所なんですけど、待ち合わせ場所もちゃんと指定してくれて、そこからバイクで連れて行ってくれました。なんかすごい優しかったです。タイっぽいというか。いいチームだと思いましたね。よそ者だからみたいな感じではなくて、迎え入れてくれた感じですね。最初から。

――言葉は問題なかったですか?

言葉はみんなほとんどタイ語しか喋れなくて、英語はあんまりできない感じでした。一人英語ができる選手がいて、その人とコミュニケーション取って…みたな。でもそれでも発音がタイの英語の発音で、こっちは日本の発音なんで全然わかんなくて。

――タイへ来たのはいつでしたか?

9月の終わりにトライアウト受けて9月末には確定して、給料とかも全部決まって契約書にもサインして、行けることになったんです。けど、そこからビザの話とか出てきて、何だかんだで10月の中旬くらいになりました。

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