2013-05-10 20:24 追加
2012/13 Vプレミアリーグ男子 総括
SV男子
[FC東京]
最終順位:7位
<1レグ>
勝敗:3勝4敗
ヒーローインタビュー:手塚大(2回),前田和樹(1回),山本雄史(1回)
全打数に占める外国人選手打数の割合:30.8%(7位)
全打数に占めるミドルブロッカー選手打数の割合:19%(2位)
主なスタメン:高橋、ミロ、前田、西尾、手塚、衛藤、福田
今季はチーム事情もあり、これまで主にオポジットを務めていた前田がミドルブロッカーとして起用された。代わりに堺から移籍した西尾がオポジットに入り、昨季とは違うスタイルを見せた。
また、レセプションでは前田が参加するローテーションがあり、他チームとは違う独特な戦術が各メディアにも取り上げられた。
他チームがセッターやリベロを固定する傾向がある中、前者は高橋・山岡・巴、後者は福田・三上・山本(洋)と3名を使い分けたことも特徴だろう。
誕生日の手塚と山本(雄)を勝利で祝った福山大会は印象的だった。
<2レグ>
勝敗:2勝5敗
ヒーローインタビュー:山岡祐也(1回),西尾太作(1回)
全打数に占める外国人選手打数の割合:32.43%(4位)
全打数に占めるミドルブロッカー選手打数の割合:16.5%(5位)
主なスタメン:山岡、橋場/西尾、前田、ミロ、手塚、山本(雄)、三上
黒星が先行し、苦しいレグとなってしまった。
広島大会からはミロがオポジットに入り、橋場を起用することで守備力を補うような布陣もみられるようになった。この2レグではセッターは山岡、リベロは三上がメインで務めている。
そんな中、木村がスタメン起用されたり内定選手の岡崎がピンチサーバーを中心にコートに立ち始めたりと、若手の台頭が目立ったのは明るい要素といえるだろう。
また、2レグはほとんどの週で前田がアタック決定率首位に入っていた。
<3レグ>
勝敗:1勝6敗
ヒーローインタビュー:高橋駿(1回)
全打数に占める外国人選手打数の割合:34.6%(6位)
全打数に占めるミドルブロッカー選手打数の割合:17.8%(3位)
主なスタメン:山岡、ミロ、前田、手塚、橋場、衛藤、三上
2レグに引き続き厳しい戦いが続いた。
手塚の怪我でリリーフ出場した佐藤の活躍もあり、パナソニックを破った西山大会の勝利は一際輝く。
3レグでもポジション変更が行われ、これまでにセッターでの出場もあった巴が本格的にミドルブロッカーで起用されるようになった。
<4レグ>
勝敗:2勝5敗
ヒーローインタビュー:手塚大(1回),前田和樹(1回)
全打数に占める外国人選手打数の割合:29.3%(6位)
全打数に占めるミドルブロッカー選手打数の割合:17.8%(3位)
主なスタメン:山岡、ミロ、山本(雄)、前田、手塚、巴、山本(洋)
リーグも大詰めを迎えた枚方大会、前田がオポジットに復帰した。ウィングスパイカーも手塚とミロで固め、リリーフとして橋場を起用するという戦い方が定着してきた。
今季はポジションの変動が多く、様々な可能性を見せてくれたFCだが、その分チームとしての戦術を組み立てるのに時間を要してしまった感がある。
そんな印象を払拭するように、チャレンジマッチでは厳しい条件から白星をものにし、残留を確定。プレミアリーグ5シーズン目となる来季に向けてはずみをつけた。
[大分三好ヴァイセアドラー]
最終順位:8位
<1レグ>
勝敗:1勝6敗
ヒーローインタビュー:高橋和人(1回)
全打数に占める外国人選手打数の割合:37.6%(5位)
全打数に占めるミドルブロッカー選手打数の割合:15.9%(5位)
主なスタメン:山田、高橋(和)、小川、マイケル、細川、徳丸、橘
今季初の白星は1レグ最後の甲府大会だった。
基本的には、昨季よりも更にチームに馴染んだ高橋(和)を中心に、その対角は石垣と細川を使い分ける形に。
別府大会では、つくばからの移籍選手である高橋(寛)をスタメンに据え、昨季とは違った面も打ち出した。山田が経験を積んだこともあり、昨季よりもトスの偏りが減少したようだ。他方、ミドルブロッカーは中島が甲府大会から本格的に出場した。
1レグ終了時、サーブレシーブ部門で高橋(和)が3位に入っているが、特筆すべきは受け数の多さだろう。守備面で大きく貢献していることが伺える。
<2レグ>
勝敗:1勝6敗
ヒーローインタビュー:高橋和人(1回)
全打数に占める外国人選手打数の割合:34%(3位)
全打数に占めるミドルブロッカー選手打数の割合:15.4%(7位)
主なスタメン:山田、高橋(和)、中島、マイケル、石垣/細川、徳丸、橘
黒星先行の苦しい展開だが、フルセットまで相手を追い込んでの敗戦が多く、もどかしい思いをされた方も多いのではないだろうか。
2レグの白星は広島大会。久々の出場となった浜崎もサーブで活躍し、嬉しい勝利となった。最後のホームゲームとなる別府大会は、高橋(和)がオポジット隣(ポジション5)、石垣がセッター隣(ポジション2)という珍しいオーダーが組まれた。この大会ではピンチサーバーとして出場した井口がジャンプフローターとしては稀有な30.6という高い効果率を残した。
<3レグ>
勝敗:3勝4敗
ヒーローインタビュー:高橋和人(1回),マイケル(1回),細川優樹(1回)
全打数に占める外国人選手打数の割合:38%(3位)
全打数に占めるミドルブロッカー選手打数の割合:14.4%(7位)
主なスタメン:山田、高橋(和)、中島、マイケル、細川、徳丸、橘
墨田大会での連勝で勢いに乗り、西山大会ではプレミアリーグ参戦以来最多となる5つ目の白星をあげた。
スタメンが定着しているメンバーは勿論、リリーフとしてチームを支えた高橋(寛)やブロックにサーブに貢献した小川主将の活躍抜きには語れない勝利だろう。
<4レグ>
勝敗:0勝8敗
全打数に占める外国人選手打数の割合:37.9%(1位)
全打数に占めるミドルブロッカー選手打数の割合:12.6%(8位)
主なスタメン:山田、高橋(和)、徳丸、マイケル、細川、小川、橘
3レグの勢いがあっただけに、残念な結果となってしまった。4レグではマイケル頼みとなってしまい、他選手の打数が減ってしまったことが悔やまれる。
呉大会では井口をリベロ登録し迫谷をレシーバーとして起用するなど、新たな試みもあったが、勝利に結び付けることができなかった。
一方で、4レグで非常に高いパフォーマンスを見せたベテラン舩越や、リーグ最終戦の諫早大会で途中出場し、ブロック・スパイク共に大活躍した内定の田中など、次に繋がる要素も見られた。
来季プレミアリーグで彼らを見ることができないのは寂しいが、7シーズンを戦った経験をプレミア復帰への足がかりとして欲しいところだ。
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