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会見・コメント

2021-11-18 12:21 追加

日立Astemoリヴァーレ・渡邊彩「最後はトスを持っていくと言われていました」、トヨタ車体クインシーズ・山上有紀「高いエリアから打たせたい。ロビンソン・ ケルシーは託せる存在」 V1女子会見

V1リーグ 女子

ーー山上選手に。ミドルもサイドも選手が入れ替わっている中で、セッターとしては苦労も多いと思います。今シーズンのトスのテーマは?

山上:去年までは荒木絵里香選手だったり、渡邊彩選手だったり、軸となる選手を中心に組み立てていました。今年は移籍選手や新しい外国籍選手も来て、自分の考えはちょっとリセットしようと。構成というものもあるのですが、まずは自分たちのコンセプトである高いエリアでの攻撃を組み立てる、複数枚攻撃を組み立てることをやってきてはいます。

その中で劣勢になってくると、自分が振り回してしまうというか…アタッカーが打ち切れていない部分もあって、連続失点に結び付いてしまう。そこを修正できればもっと点数をあげられると思います。まずは自分の強みである「高いエリアから打たせる」というのを今シーズンはやってきています。

ーー外国籍のロビンソン・ ケルシー、バムルンスック・ ハッタヤ両選手の数字を引き出していると感じます。

山上:ケルシーは「どんなセットでもいいから持ってきて」と表現してくれる選手なので、自分も安心して託せますし、そこに上げたら必ず応えてくれる選手です。ハッタヤもスピードがあって、速さのある攻撃ができます。最初はトスを浮かせてしまって合わなかったこともあったのですが、今は彼女の速さに自分もついていけるようになりました。この2人が良くなってきていますので、他の選手をもっと活かせるようにできたらと思っています。

●印東玄弥監督

勝つ準備をして、勝つつもりで挑んだ試合でした。非常に厳しい結果となって残念に思っております。ホームで勝った日立Astemoの皆さんには「おめでとう」と申し上げます。

ーー苦しい試合でしたが、第3セットで逆襲ができたのは?

印東:サーブとブロックが機能したということになります。選手がみんな自分の役割を徹底したということです。それによって、相手が思うようなプレーができない、そういう形に持っていくことができました。第1セットではオポジットに入れいた黒須咲良をアウトサイドに持っていって、藪田をオポジットに入れる布陣にしました。これでチームの動きが改善したところはあります。

ーー数字上で突出しているわけではないのですが、黒須選手はチームを機能させていると感じました。彼女はどういう選手でしょうか?

印東:八王子実践高校の出身です。中学から6年間通してプレーする選手が多い中、彼女は高校生になって栃木からそこに入っていきました。1年生の時から出場していて、籾井あき(JTマーヴェラス/日本代表)選手がセッターの時に春高で3位になった経験があります。高校生の時には皆さんの誰もが知っているような選手ではないと思うのですが、今、試合で経験を得ながらすごく伸びている選手です。トレーニングをしてパワーもついてきていますし、ボールを当てて出す技術ができてきたところもあります。初めはサーブレシーブを返すようなタイプではなかったのですが、Vリーグの先輩選手が打つサーブを半分以上は返す力もついてきました。身長も180cmあるということで、パスをしてアタックをする選手として期待をしています。性格も明るいです。経験を積んで良い選手になって欲しいと思っています。

ーー荒木絵里香さんがスタッフとして帯同していますね。

印東:選手への全般的なアドバイスや相談相手になっています。技術指導もしますが、選手の立場に寄り添って主に心の部分をケアしてくれる存在です。

撮影 堀江丈

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