2019-06-04 18:00 追加
黒後愛「リーグ中も世界に目を向け、コンディション作りやスキルアップに取り組みました」 日本代表囲み取材コメント
黒後愛 日本代表囲み取材コメント
全日本代表 女子
4月24日に行われた全日本女子始動会見、囲み取材の中から黒後愛選手のコメントをお届けする。
――代表2年目の会見になりましたが、昨年と比べて気持ちの変化などはありましたか?
黒後:同じくらい緊張しました(笑)
――昨年、世界選手権で経験を重ねたこと、そして今年はオリンピックの前年であるということから感じ方が違う部分があるのではないでしょうか?
黒後: オリンピックが近づいているというのはすごく実感していますし、だからこそ去年感じたことや学んだことを今年、しっかり活かしていきたいという思いです。
―― 去年感じたこととは、具体的にどのようなことですか?
黒後:世界の高さやスピードは今までに感じたことのないものだったので、その高さやスピードに対してどう戦うかということを考えました。 それを考えることも初めてでしたし、 苦しいこともあったけれど幸せで楽しい時間だったと思います。 そして今年は初めての自分とは違う自分を見せられたらいいなと思っています。
――高さやパワーに対抗する術について、具体的にこうすれば勝てるんじゃないか、あるいはこれをやっていこうと考えていることはありますか?
黒後: 一人では戦えないので、チーム力はもちろん、個人のスキルアップは必要なことだと思います。 個人的にはディフェンス面でもっともっとチームに貢献したいと思っています。
―― 今年、新たに同世代の選手が入ってきたことにより、変わったことや感じたことはありますか?
黒後:ジュニアやユースのカテゴリーで一緒にやっていたメンバーが入ってきたことはとても嬉しいです。 一緒のコートに立ちたいという思いもありますし、 自分が最初に代表に入ってきた時に先輩方にしていただいたようなことを後輩にもしてあげられたらいいなと思っています。
――石川真佑選手が目標としているのは黒後選手だとお話しされていました。黒後選手にとって、高校でも一緒にプレーした石川選手はどんな存在ですか?
黒後: 私の中で真佑は「天才」というイメージです。 いろんな思いをたくさん持っている選手だと思うのですが、 そういう思いと葛藤しながらスパイク1本1本に思いを込めて打っている選手なのかなと。
――中田久美監督が黒後選手は体脂肪をかなり絞り、リーグ中もそれを維持してしっかりやっていたと話していました。 そういう意味でリーグの先に全日本があるというイメージをずっと持って取り組んでいたのでしょうか?
黒後: 体脂肪はもちろんですが、やはり Vリーグ中も世界で戦うために自分に必要なものを考えながら戦っていました。体づくりについては、筋量はそのまま体脂肪だけ落とすことができたので、体重も3、4キロくらいは落ちたと思います。
――食事を変えたりもしたのですか?
黒後:そうですね。栄養士の方と毎日摂取するものを話し合いながら、プロテインなども取り入れ、少しずつ減量できました。
――意識して摂っているものや、逆にこれは絶対にやめようと思っているものはありますか?
黒後: タンパク質はいっぱい摂っています。脂質が低いものを摂るようにしています。
――好きだけど我慢しているものはありますか?
黒後: 脂質が高いものです(笑) 甘いもの大好きなので。
―― 試合に勝ったら自分にご褒美などは?
黒後:ご褒美は(自分に)あげると止まらなくなってしまうので…。誰かが見ていてくれないと自制がきかないので(笑)、誰かが見ている前で食べるようにしています。
―― 「食べていいよ」と言われたら、何を食べたいですか?
黒後: うーん…、ケーキ(笑)
――高校時代、練習後にヨーグルトか何かを食べていましたよね?
黒後:高校の時は学校の目の前にコンビニがあったので(笑) 社会人になってからは食べていません。
――プレー面ではリーグ中、世界で戦うことを意識して取り組んでいたことはありますか?
黒後: 日本のリーグには世界と戦ってきた選手がたくさんいますし、ディフェンス面でトップクラスの選手がたくさんいるので、お手本にしている選手の方々のプレーをよく見るようにしていました。
――特によく見ていた選手は? 今思い浮かぶ選手を1人か2人でもいいので挙げてください。
黒後:同じポジションの石井優希選手や 内瀬戸真実選手などのプレーをよく見て勉強するようにしていました。
【プロフィール】
黒後愛(くろごあい)
1998年6月14日、栃木県宇都宮市出身。両親と姉の影響で小3からバレーボールを始める。
下北沢成徳高校卒業後、2017年東レアローズに入団。同年に全日本初選出。
2018年世界選手権出場。身長180cm。ポジションはアウトサイドヒッター。
同じカテゴリの最近の記事
- 岡山・城戸陽菜「セッター経験はないけれど、竹下佳江さんの現役時代のプレーに憧れてジャンプトスを練習しました。リベロとしての目標は佐野優子さんです」 V1女子 [V1リーグ 女子] / 2024.04.13
- 女子日本代表・古賀紗理那主将「今年はキャプテンということを意識しすぎず、自分のプレーにフォーカスしていきたい」 [全日本代表 女子] / 2024.04.10
- V Cupでは選手が戦力分析! 好調続く日立Astemoリヴァーレ。高間来瞳「分析は大変ですけど、記憶に定着します」、上坂瑠子「大きな決断をしたシーズンでした」 V1女子 [V1リーグ 女子] / 2024.04.06
- 「Vリーグでバレーがしたい!」信念を持ち続けてスタメンセッターになったデンソーエアリービーズ・山口結可「プレーできない時間の方が長かった。正直、怖さもありました」 V1女子 [V1リーグ 女子] / 2024.04.05
- V2男子優勝・北海道イエロースターズ 浜崎勇矢監督「シーズン序盤に出た課題を選手たちが自ら解決し、14連勝にもつながった」、MVPの山田滉太「ファンの方の多くが移籍しても応援を続けてくれたので、少し恩返しできたかなと思う」 [V2/V3 男子] / 2024.04.03
コメント
Sorry, the comment form is closed at this time.