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ゲームレポート

2019-08-25 09:00 追加

ヴォレアス北海道-サフィルヴァ北海道「VOREAS presents V-THEATER 2019」レポート

V男子

両チーム共通のキーワード「いかにして1点を取りに行くか」

セットの中で競り合う場面はあったが、結果的には3セットともヴォレアス北海道が優位に進め、サフィルヴァ北海道に力の差を見せつけた格好となった。

ヴォレアスはエド監督3シーズン目となり、そのコンセプトが選手やチームに浸透している反面、サフィルヴァは現時点で監督は未発表、今回監督を務めた中濱孝志コーチによると、監督は9月には発表およびチームへの合流が予定されているが、それまではチームのベースを作っている状況であるという。現時点でのチームの完成度を考えると、この点差での試合展開は致し方ないところではある。

2018-2019シーズンまでヴォレアスで現役を続けた倉内哲・北海学園大学監督が場内解説者として試合に味わいを添えた。かつてクラブチームでともに戦った経験もある、サフィルヴァ・青島主将への試合前インタビュー

 

しかし、始動したばかりのサフィルヴァにも、チームとしての収穫は見られた。青島賢司主将は「リードブロックで、できるだけ相手の強打を打ち込まれて終わるということを少なくできたのかなと。チーム内では『被シャット率を減らす』ことをテーマとし、ワンタッチを取るとか、ディフェンスから切り返しをする、セットはネットから離して攻撃側にブロックを見る時間を確保する、そういったことで、格上であろうが通用することがあったと思いました」と語った。これから監督が就任してどう方向性が打ち出されるかはわからないが、精度が高まってくれば、さらに見ていて面白いチームになっていくであろう。

ヴォレアス北海道・古田史郎主将は試合後のインタビューで「僕たちが1点を取るために賭けている情熱を見てほしい。ヴォレアスは、初めて迎えるV2リーグを優勝し、会場内のファンと喜びを共有していけるよう頑張っていく」と語った。両チームに共通のキーワードがある。この試合を契機に、1点1点、ラリーひとつひとつの精度が上がり、それぞれがきちんと物差しになり、高めあえるような両チームの戦いを、これから何度となく北海道ホームで(あるいは他の場所で)見られるようになることを、楽しみにしていきたい。

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