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インタビュー

2019-10-10 12:00 追加

パナソニックブルーベルズ主将・中馬愛理香 「9人制の大会もぜひ一度見に来てください」

パナソニックブルーベルズ 中馬愛理香 ミニインタビュー

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ひたちなか市総合運動公園総合体育館で開催された「いきいき茨城ゆめ国体2019バレーボール競技会」に異色のチームが参加した。

大阪府代表、パナソニックブルーベルズ。普段は9人制バレーボールのチームとして活動している。

チームは快進撃を続け、ベスト4まで勝ち残った。これは事前に監督の佐々木 厚氏が目標としていた順位だ。

3位4位決定戦では地元の茨城県代表(日立リヴァーレ)に敗れはしたものの大健闘といっていいだろう。

試合後、主将の中馬愛理香選手に話を聞いた。

――久しぶりの6人制の大会だと思います。日程を終えてどのような感想をお持ちでしょうか?

中馬:9人制の良さが出せたというのはあります。同時に6人制と9人制を両立させるのは難しかったというのも感じました。V1のチームと試合をやってみて高さが違うな、と。これから9人制に戻るんですけどすごくいい経験になったと思います。

――9人制の良さが発揮できたとはどういうところでしょうか?

中馬:つなぎのプレーであったりネット際の処理の部分です。6人制のチームよりネットタッチしなかったり、(難しいボールも)トスに繋げられたりとかはあったのかなと思います。

――V1のチームと対戦して具体的にどういったところに違いを感じましたか?

中馬:パワーと高さですね。ブロック(に関するルール)が6人制と9人制は違うので…普段手が出てこないところから出てきてシャットされたりとか。そこは全然違うな、と。反面、9人制での強み、リバウンドを取るプレーなどは通用したなというのはありました。

――ワールドカップでは鍋谷(友理枝)選手がチームの苦しい時に大活躍されました。高校時代(東九州龍谷高校)ご一緒にプレーされた経験がありますが、ご自身の刺激にもなりましたでしょうか?

中馬:そうですね、(そういう意味では)芥川(愛加)さん(同東九州龍谷高校出身)とかもそうなんですけど…それと小幡(真子)さん(日本体育大学出身)。知ってる人が(大きな大会に)出てるというのは自分が9人制であっても励みになります。やっぱり知っている人が頑張っている姿を見ると応援したくなるし自分ももっとやらなきゃいけないなって思いました。

――9人制のバレーの良さをあらためて教えてください。

中馬:6人制と違ってラリーが長いので、6人制では単発で終わるようなプレーでもつながります。9人制ではラリーしてラリーして最後にミスした方が落とすという。つなぎの部分が全然違うと思いますね。9人制の魅力の部分はネットを使ったり2段トスの正確性であったりとか言い切れないくらいたくさんあるので、是非一度見にきてくださればその良さがわかるんじゃないかなと思います。

10月19日、20日に所沢市民体育館(埼玉県)で第10回所沢市長杯全国社会人女子9人制女子フレッシュバレーボール大会が開催される。普段6人制のバレーボールに親しんでいる方もぜひ9人制の大会に足を運んでみてほしい。新しい発見、出会いがあるはずだ。

【プロフィール】
中馬愛理香(ちゅうまん えりか)
1993年10月21日、宮崎県都城市出身。姉の影響でバレーを始める。
東九州龍谷高校(大分県)時代、日本代表の鍋谷友理枝と対角を組み相原昇監督の下で第64回春高バレー優勝を経験。
日本体育大学(東京)に進学。小幡真子らと共に全日本インカレを制する。
大学卒業後、9人制のパナソニックブルーベルズに進み、V9チャンプリーグ5連覇に貢献。

 

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