2019-10-14 13:22 追加
ヨーロッパ選手権アベック優勝!セルビア男子チーム・監督就任1ヶ月での金メダル
欧州選手権2019レポート
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日本がワールドカップ女子大会開幕で盛り上がりを見せていた9月半ば、時を同じくして欧州ではヨーロッパ選手権男子大会が開催されました。
異例の4ヶ国開催となった今大会。ファイナルの舞台はフランスのパリに用意され、セミファイナルはパリの他にリュブリャナ(スロヴェニア)でも開催。予選ラウンドから1/4ファイナルまでは、フランス、スロヴェニア、ベルギー、オランダと4ヶ国で行われました。
ホームのメリットを利用できるこの4ヶ国のチームの内、それを大いに生かすことができたのが、今大会準優勝のスロヴェニアだったのではないでしょうか。2015年大会でも銀メダルを獲得しているスロヴェニアは、もともと他国リーグで名を轟かす選手が揃う実力のあるチームではありましたが、優勝候補のロシアを1/4ファイナル3-1で破り、そのまま昨年世界選手権優勝のポーランドをも3-1で下すとは、なかなか予想し難いものでした。
セミファイナルで待ち受けていたのは、今シーズンから世界屈指のアウトサイドスパイカー、レオンが加わり注目度の高かったポーランド。しかし試合終盤スロヴェニアのサーブが走りクビアクにもミスが多く見られ、ポーランドは最終ステージに届かず、スロヴェニアに2大会ぶりのファイナルを譲りました。記憶に新しい8月の五輪大陸間予選ではポーランドホームで敗北しているスロヴェニア。それだけに、ポーランド戦は事実上の決勝戦といっても過言ではない熱戦となりました。
一方でフランスもホームのメリットを遺憾なく発揮し、予選ラウンドではイタリアに1セットを与えたのみで、残り4試合は3-0と圧勝。その後再び1/4ファイナルでイタリアと対戦すると、そこではフランスのボワイエがサービスエース9本を放ち、この期に及んでイタリアの力を封じ込めていきました。第3セット、後がなくなったイタリアはオポジットのザイツェフをアウトサイドに起用するもこの状況を打破できず、結果ストレートで敗退。これでフランスが順調にセミファイナルへと駒を進めました。
が、そんなフランスの完璧なシナリオも、残念ながらセミファイナルまで。波の激しいフランス対セルビアの戦いはフランスバレーを展開させながらフルセットに及びましたが、最終セット序盤からセルビアに大差を付けられ、追いつけぬまま終了。盛上るホーム会場、大勢のサポーターの前で敗退したフランスは、ポーランドとの3位決定戦に回ることになったのでした。
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