2019-10-23 12:00 追加
東レ・石川真佑「周りに声をかけるなど意識してやっています」PFU・宇田沙織「選手一人ひとりが相手に立ち向かっていく姿を見てもらいたい」
SV女子
「石川は守備の要に育てたい」
●菅野幸一郎監督
1セット目、最初リードしていたんですけど、自分たちのミスから逆転されました。あまりいい形ではなかったなと思っています。初戦ということもあって固さもあった。2セット目からはしっかり自分たちの役割をできたと思います。ミドルはあまり機能していなかったんですが、サイド陣が得点するべきところでしっかり得点してくれたかなと。4セット目もサーブが入らなくて苦しい場面が多かったんですけど、堀川が大事なところで得点を取ってくれていました。4セット目は向こうが崩れた分、自分たちのペースでできたかなと思っています。
――1週空いてしまった影響は?
菅野:開幕戦ホームゲーム。これが空いてしまったんですけど、チームもまだバタバタしていましたし、黒後の(足の)怪我もあったので、うちにとっては良かったのかもしれません。ただ代替試合もあるでしょうし、休みなく試合が続くのはちょっと厳しいかな、と。そのとき負担にならないように一戦一戦を大事にやっていきたいですね。
――黒後選手がベンチ外になりましたが、これは大事をとっての対応でしょうか?
菅野:ナショナルトレーニングセンターのドクターに診てもらって「ちょっとまだ早い」という判断をもらっています。チームとしては我慢しています。このリーグ戦しっかり出てもらいたいというのもありますけど、来年にはオリンピックもありますし。まずはちゃんと直してから、というのはあります。
――想定している復帰時期はありますか?
菅野:日本でトップレベルの先生に診てもらっています。いつからというのは今はなんとも言えない状況ですね。
――どのくらい練習に参加しているのでしょう。
菅野:ボール練習は全くしていません。昨日までナショナルトレーニングセンターに行かせてます。チームに合流したのは昨日の夜ですね。まだ様子を見ながらです。しっかり直してから練習に参加させようと思っています。
――具体的にどういう状態なのでしょうか? 捻挫の重い状況でしょうか?
菅野:骨折まではしていません。靭帯が機能していない状態で(足を)動かすと骨と骨がぶつかりながらやっていることになります。(これは負担になるので)しっかり靭帯が支えられるようになってから、というところですね。今は動かしても何もいいことはないので慌てず状況を見てから進めるということです。
――今シーズンは代表選手の活動もありますし、リーグの期間自体が短くなっています。その中で東レはどういうバレーをやっていきたいと思っていますか?
菅野:うちはクランがいて、堀川がいて、ここに黒後、石川とサイド陣はそれなりに決定力のあるメンバーが揃っていると思います。今日はちょっとミドルが機能していなかったり、セッターの関がバタバタしているというのはあったんですけれども。サーブレシーブを崩されると厳しい場面があるんだろうなと思っていますので、その辺をしっかりゲームを通しながら固めていきたいです。あとは強みである攻撃力を活かしてやっていきたいと思っています。
――代表から戻ってきた石川選手の状態は?
やはり疲れているな、と。私の評価としては今の石川は(能力の)5割6割くらい。彼女は将来的にもサーブレシーブをしながらどういうことができるのかというのが課題だと思っているので、チームではサーブレシーブをさせながら守備の要になるように育てていきたいと思っています。
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