●鍋谷友理枝主将

今日の試合は監督も言っていたように、本当に全員が力を出し切れたと思います。 移籍組と元々いた選手との融合がどうなるのかなという不安も当初はありましたが、今日の試合は全員が力を発揮できました。デンソーらしいバレーができ、良いところしかなかったので、これから悪いところも出てくるかもしれませんが、そういった時に自分たちで乗り切れるようなパフォーマンスができるともっと私たちらしいプレーができるのかなと思いました。

●中元南選手

今日の試合はデンソーらしく明るく元気にプレーできていて、声も出ていたし、すごくいい流れで勝つことができたと思いました。個人的には緊張しましたが、みんなの声かけもあり、助けられた部分があったので、引き続き良い流れを崩さずに戦って行けたらいいなと思いました。

●田代佳奈美選手

チームとしてはリードされた時でもしっかり切り替えながら全員ができたことがすごく良かったと思います。そして、相手の選手が誰が出てきても、中で話し合ったり、コートの外からの声だったりというのがチーム全体でできていたので、そういうところが対応が遅れず、攻守ともに最後まで戦えた要因だったと思います。

――鍋谷選手に。キャプテンに就任して、ご自身がメンタル面、プレー面で成長できたところがありましたら教えてください。

鍋谷： 成長しているかはわかりませんが、途中から入ってきた移籍組がいて、今までデンソーで頑張ってきたメンバーもいて、さまざまな立場でさまざまな思いがある中で、それぞれがプレーしています。そのような中で選手たちが思いきりできるような環境を整えることが自分の仕事だと今シーズンは考えています。まだまだできていない部分はありますが、そういったところでコミュニケーションを取ったりという部分では、以前の私よりはできているかなと感じています。 キャプテンとしてはまだまだチームを支えきれず、先輩方にすごくサポートしてもらっている部分があるのですが、もっとそういったところを成長させていきたいです。（キャプテンという立場になったことは）人間としてもっと大きくなれるチャンスだと思うので、それをものにして、もっともっと成長できたらいいなと思います。

――田代選手に。海外（ルーマニア）で経験したことをどのようにチームに還元したいと思っていますか？

田代： 海外では高さのある相手に対してどういうバレーをしたら勝てるのかといったコンビネーションを主にしっかりと学んできました。日本ではディフェンス力が全然違うので、 拾われた時にどこから攻めればいいのかということをしっかり切り替えながら、海外で学んだことを活かしていきたいと思います。あとは、コミュニケーションをしっかり取ることが大事だと改めて感じさせられたので、そういった面をデンソーでもしっかりやっていきたいと思います。

――鍋谷選手に。キャプテンとして、移籍組と若手組のパイプ役的な役割もあると思いますが、どのように取り組んでいますか？

鍋谷：私自身はこれまでに代表などで移籍組の先輩方と関わりがあったのでコミュニケーションが取りやすいのですが、 もともとデンソーにいたメンバーは初めて一緒にやる選手が多かったので、できるだけコミュニケーションが取れるようにチームでちょっとした集まりをしたりしました。特に積極的にお互いに話すように言ったりはしていませんが、みんなが何人かずつで分かれたりせずに一緒になれるように、一人ひとりに声をかけながら「コミュニケーションをとってみてね」と話して、やってみたりはしています（笑）

――田代選手に。デンソーに入って、どんな印象のチームだと感じましたか？

田代：前のチームでデンソーと試合をした時にすごく元気があってやりにくいチームだなという印象がありました。今、このチームに入って思うのは、みんなバレーを楽しんでいるというか、毎日全力で頑張っている選手が多いなと。

――コンビの面ではすぐに合わせることはできましたか？　今日の試合はとてもよかったと思うのですが…。

田代：今現在もうまくいくこともいかないこともあります。 今日の試合はボールが浮いたりすることが多かったので、そこはしっかり修正してやっていきたいと思います。

―― 来週のホームゲームに向けての意気込みと抱負をお願いします。

鍋谷：台風19号の影響で郡山市がたくさんの被害を受けたにもかかわらずホームゲームを開催できるということは、本当に郡山の皆さんが頑張って私たちをサポートしてくださっているからだと思います。今回の川崎大会もそうですけど、被害があったにもかかわらず、 たくさんサポートしてくださっているということへの感謝の気持ちを忘れずに、私たちがバレーボールで元気、勇気、希望といったことをお届けするためにも、郡山大会でしっかり2勝できるように全員で気を引き締めて頑張りたいと思います。

中元：鍋谷選手も言っていたように、台風19号で被災された方々がいる中でホームゲームに力を貸してくださっているので、私たちは笑顔をお届けできるように、できることを精一杯尽くしたいと思います。

田代：二人と同じようなことになりますが、大変な中で自分たちが郡山で試合をできるということは、それまでにしっかり準備してくださっている方々がいるからだということを忘れずに、結果を出すことは大事ですが、見てくださった方々に「デンソーの試合は楽しかったな」と少しでも思っていただけるようなバレーがしたいと思います。

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