2019-11-13 12:04 追加
V2リーグ女子開幕。高速コンビのルートイン「私たちがやっているバレーは通用する」 JAぎふ・佐々原和「怪我と付き合いつつエースとして引っ張る」
V女子
――高橋主将に。サマーリーグは大健闘でした。Vリーグの舞台はどのように感じていますか?
高橋:開幕戦をホームで迎えるということで私たちはもちろん勝つつもりでしたし、V2リーグを優勝しようという気持ちで臨んでいます。こういう結果になってしまったのはとても悔しくて…でも攻撃の面では全然負けてないな、と。攻めるバレーができれば勝てると思っています。私たちの強みは高速コンビ。レシーブで粘ってコンビを作っていければ攻撃面では十分通用すると思います。守備の面でも粘るレシーブが私たちの魅力。足を動かしてみんなでカバーし合えば負けないと思います。
――強豪JAぎふ相手に惜しい試合でした。もう一歩が届かなかったのはどういう点だと分析しますか?
高橋:4セット目、先にリードを許してしまって私たちが追う展開になってしまったのがまず一つかなと思います。後半粘って追いついた場面もあったんですけどそこで攻めるバレーができなかったこと。強みであるコンビバレーがレシーブの崩れもあって組み立てられなかったのが敗因かなと思っています。
――佐々木選手に。今日のトスの自己評価は?
佐々木:3セット目を取った時のトスは攻めたトスでした。コンビバレーもできたと思います。他のセットは単調になってしまい相手ブロックにシャットされる回数が多くなってしまいました。
――自身はどういうタイプのセッターでしょうか?
佐々木:高い位置からあげることが自分の持ち味。しっかり高い位置からあげていきたいです。
――皆さんに。ルートインというチームに入ってプレーヤーとして磨かれたことは?
高橋:今まで高いトスからの攻撃を持ち味としていたんですけど、コンビバレーのなかで速いトスを打ったりだとか、自分はアウトサイドヒッターなんですけど速攻にも入ったりとか。いろいろ攻撃面でバリエーションが増えたなと思っています。
佐々木:コンビバレーですね。ミドルを多く使うことがこのチームに入って増えたと思います。
岸村:私はセカンドテンポを多く打つタイプのミドルなんですけどルートインに入ってから速い攻撃にも参加するようになりました。
綱田:高いトスを今まで打ってきたんですけど速いトスを打てるようになったことです。
平原:コンビバレーを今まであまりやってこれませんでした。このチームではコンビを組めるようになりました。
●川口廣監督
選手も負けたことが一番悔しいと言っていました。このホームゲーム、ファンの方々が大勢いる中で勝ちの試合を見せられなかったということが非常に残念です。今日の試合を振り返って次にどう戦うか。同じチームと3回当たります。この後2つをしっかり立て直してやりたいです。私たちは身長が低い中でのバレー。ミスが少ない、速いコンビバレー、しつこいレシーブ、切り返しからでもコンビをするということを掲げてきたのでそこを徹底してやりたいと思います。JAぎふさんはハイセット、2段トスをガンガン打ってくるチームです。そこへの対策も持っていましたし、ブロックタッチが取れて切り返しもできていました。我慢する局面でこっちのミスが早く出てしまって向こうに流れを取られてしまった。そこだけ注意すれば十分に戦えるチームかなと。あとはコンディションですね。これから長く戦うわけですから。
――監督の志向するスタイルはコンビバレーなのでしょうか?
川口:今シーズンのメンバーに関しては高速コンビです。来シーズンはまた別です。今は二段トスで撃ち合いして勝てるチームとは思っていないので。
――サマーリーグ(東部)はいきなり4位の好成績で注目を浴びました。V2リーグが始まって何か違いを感じていますか?
川口:サマーリーグでは相手のチーム、特にV1のチームは出場選手が必ずしもレギュラーというわけでもなかったですし、いい経験をさせてもらったな、と。今日、リーグの中で自分たちの力というものが見えました。まだまだ自分たちにはできるパフォーマンスがありましたので、そこの部分をしっかりやってリズムを作れれば…必ず私たちがやっているバレーは通用すると思っています。
――皆さんが着ているTシャツは?
川口:(ご存知のように)この前の災害は上田市にも大きな影響がありました。私たちはバレーボールを通して少しでも被災した方々に力になれればということでTシャツを用意して上田大会に臨みました。
取材・撮影 堀江丈
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