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会見・コメント

2019-11-20 12:00 追加

デンソー・井上琴絵「ディフェンスの要でないと」森谷史佳「変えるのは今しかない」日立・多治見麻子監督「上坂はよく頑張っている」

V1リーグ 女子

――井上選手に。サーブレシーブ成功率で上位にランクされています(取材時2位)。サーブレシーブ成功の中にも「優」と「良」の評価ありますが、井上選手は他の選手に比べて「優」の割合が高い。今日もディグで身体を投げ出しつつしっかりセッターに返していました。パスの正確性についてどのように自己評価していますか?

井上:デンソーはいいアタッカーもたくさん揃っているし、セッター陣も田代(佳奈美)だけでなく田原(愛里)だったり早坂(梢依)だったり、トス回しが本当に上手い選手がいます。そういう選手を活かす、周りを活かすにはできるだけセッターの元へピンポイントで持って行った方がいい攻撃が展開できます。やりたいバレーが展開できる確率も上がるので、安定して返せるようにすごく意識していています。それからただ返すだけじゃなくて時間を作ったりだとか、いいリズムになるような待ちかただったり。ボールの質というのは今年は特に意識しています。

――コーチングの声もよく響いていました。主にどういったことをコーチングされているのでしょうか?

井上:やっぱり(リベロは)ディフェンスの要でないといけないと思っています。相手のディフェンスに対してどうブロックに飛んでもらうか、それによってバックがどうボールを狙いに行くか。隣同士だったり前後の関係でどう動くかというのを要所要所で伝えています。それでも相手にやられることはありますから、そういう時には自分なりに考えて先手先手でいけるように準備の声がけというのもしていますね。勝っていようが負けていようがどんな状況でもコーチングの声を周りに伝えることによって安心感も生まれてくると思います。

――ちなみに、声がよく通ると言われたりしますか?

井上:え、通ってますか?(笑)

――はい。コートサイドにいると井上選手の声がたくさん聞こえました。

井上:(試合の中で)時間が潤沢にあるわけじゃないので、はっきりしっかり伝えることは意識しています。

――先日、オーバーハンドトスをあげるかどうかはアタッカーの動きも見て判断しているとお伺いしました。今日もいくつかジャンプからのオーバートスがありました。ああいう瞬間的なプレーでもアタッカーの動きを見ることができるものなのでしょうか?

井上:なるべく見るようにしています。試合の中で私も選択を誤ってアタッカーにミスをさせてしまっているケースもあるので、アタッカーの選択肢を狭めないようにもう少し修正していかなければならないなと思っています。

●川北元監督

選手たちが本当に集中していて、最後まで自分たちがやるべきことを遂行してくれてとても良かったなと思っています。どんなゲームでも当たり前の(結果になる)試合はないと思っているので、しっかりと明日に向けての確認をして、いい状況で臨めたらいいなと思っています。

――7戦負けなし。個人ランキングでは攻撃でシニアード(ジャック)選手、サーブレシーブで井上選手が上位にはいますが、選手が技術ランキングで上位を独占しているわけではありません。それでも強いのはなぜでしょうか?

川北:選手たちみんなが常にコミュニケーションをとって自分たちを高めようという意識を強く持っていると感じています。崩されたりとか、難しくなった状況の中でもみんながお互いの良さを出せるようにサポートに努めている。試合に出てる人も出てない人もいい意味での競争意識を持ってやれていることが結果として試合に出ている選手のいい成果につながっているんじゃないかなと思っています。

――奥村(麻衣)選手の代わりに森谷選手、工藤(嶺)選手の代わりに東谷(玲衣奈)選手が出で活躍しています。選手個々の特長を生かせているのか、約束事がしっかりできているのかどちらでしょうか?

川北:両方ですかね。チームとしての約束事、やるべきことをやる。その上でそれぞれ個人の要素を見て、今の状況においてどういうプレーがベストなのか…選択肢をできるだけ多く持てるようにしています。

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