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コラム

2019-11-23 09:34 追加

堺・松本慶彦が松本市で活躍「実は長野市が地元」

V1リーグ 男子

ゴーダン体制で生き返った千々木

切れの良いバックアタックを決める堺ブレイザーズ・千々木駿介。今シーズンは多くの出場機会を得ている。

ゴーダン体制に変わって、一つだけ大きく変わったのが、アウトサイドヒッターに千々木駿介を抜擢したことだ。この日も、切れのあるバックアタックを決めるなど、堺の攻撃をけん引した。

昨シーズンの千々木は、理由は不明だが、出場機会を失っていた。ところが今シーズンは開幕から、高野、樋口ら今年の日本代表メンバーに入っているアウトサイドヒッター陣を差し置いて、ゴーダン監督のファーストチョイスになっている。

千々木は控えめに言葉をかみしめながら心境を明かした。

「今シーズンは、選手兼コーチという立場なんですが、やっぱり選手という肩書きがついている以上はコートの上で最高のパフォーマンスを発揮するために、体も技術も準備していくというのはやってきたつもり。ゴーダン監督が来られて、真ん中からの攻撃をこのチームは武器にしていこうということで、自分の得意なプレーでのパイプをすごくいかしてもらえる環境なので、すごいありがたい。すごく体の調子もよくて、そういう環境も整えてもらって、今の活躍があるのではないかと思っているので、まわりに感謝している」

スパイクを決めて喜ぶプエルトリコ代表のモーリス・トーレス(写真左から2人目)。千々木(写真1人目)もガッツポーズ。

試合に出られることの気持ちよさを感じているか尋ねると、
「そうですね……はい(笑)まずはチーム内で競争があるので、その上で(試合に)勝ちたいですね」

とやはり控えめに喜びを表した。

ゴーダン監督は千々木の積極起用の理由について、はっきりと答えた。

「彼が日本一のアウトサイドヒッターと思っている。前から思っているからそのように起用している」

監督が選手を信頼してくれることほど、嬉しいことはないだろう。今シーズンの千々木のプレーは注目だ。

(取材、写真・大塚淳史)

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