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ゲームレポート

2013-06-30 16:56 追加

2013年度・第32回東日本大学バレーボール選手権大会

大学バレー 女子 / 大学バレー 男子

[女子]新方式全日本インカレへの試金石、そしてユニバとの絡み

今大会は3日目(準々決勝・準決勝)の会場が男女で分かれた。12月におこなわれる全日本インカレも男女別々の開催となる。

東女体

試合が進むごとに勢いが増した東京女子体育大学(6/23決勝)

本年から全日本インカレは男女でA方式(従来通りエントリー全チームが出場可能)、B方式(各学連に出場チーム数が割り当てられる)が交互に実施されることとなり、本年は男子がA方式、女子がB方式での開催となる。
B方式ではあらかじめ決められた各学連割当枠に、東日本インカレ・西日本インカレの各ベスト8チーム分の学連枠が上乗せされる。1校でも多くのチームが出場できるようにという状況となる。結果的に今回東日本インカレベスト8の学連割り当ては関東7、東北1となった。
また、女子はユニバーシアード代表の招集が男子よりも早かったため、該当する選手は最終日に出場できなかった。最終日に進出した4チームのうち筑波大学以外の3チームは、誰かしらの不在という状況を抱えての試合となった。しかし、概ねそのポジションに入った選手がよく活躍していた。
決勝の青山学院大学-東京女子体育大学は、第1セットが1点を争う大接戦となった。青山学院がリードして追う展開となった東女体が徐々に差を詰め、デュースの末、東女体がセットを掴んだ。以降、東女体が一気に攻め込んだ。鎌田-小池、両MBの存在感が、試合が進めば進むほどにじわじわと際だっていった。

これからの東日本インカレ

「明治が初めての優勝を果たしたというのに、よりにもよって今年から東西インカレが開催されなくなってしまった。残念だ」
男子決勝の試合をうけて、会場内外からそのような声を数多く聞いた。

男女東西インカレ、男子アジア太平洋カップ(通称パンパシ。厳密には大学カテゴリの大会ではないが、ユニバーシアード出場に繋がるチームが出場する)がことしから開催されない。バレーボール界全体に広がる縮小傾向は大学カテゴリにも確実に襲いかかっている。
そんななかで、東日本インカレを含めた現在開催されている大会の存在は今以上に重要になってくる。これからも見る試合のひとつひとつを胸に刻みつつ、印象に残ったことは印象に残ったと、よかったことはよかったと、楽しみなことは楽しみだと、そう発していきたい。

専修小川選手

この大会で印象に残った選手のひとり、専修大学・小川選手(WS・1年)

 

参考:大会最終結果および個人賞(東日本インカレ公式サイト):

 

文・写真 : 出口季里

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