2019-12-17 17:57 追加
デンソー・中元南「チームに欠かせない存在になれるように」、姫路・溝口由利香「崩されても直接失点はしない」
SV女子
●竹下佳江監督

なかなかうまくいかないな、と。スタートの出足が非常に悪かった。サイドアウトが取れない、ブレイクが取れない。非常に苦しい展開でしたが、高木(理江)や後から入ってきた選手たちが当たり前のことを当たり前にプレーしてくれたところから、チームが落ち着いてきました。自分たちが今までやっていたこと、ディフェンスから攻撃までつなげる形が少しずつできたのかなと思います。

――シーズンの始めからサーブで攻めることをテーマに掲げられてきました。現段階での完成度は?
竹下:良い時もあれば悪い時もあります。安定していないというのが正直なところだと思います。
――人によって精度にばらつきがあるということでしょうか? チーム全体でも良い日と悪い日があると感じていますか?
竹下:サーブは個人の技術なので、どう自分と向き合うか、勇気を持って打っていけるかというところが鍵になってきます。自分との向き合い方については、日々の練習の中でも、そこを通して今でも言い続けているところではあります。
――竹下監督は高木選手をミスの少ない選手と評されています。今日の高木選手投入(長野有紗選手との交代)はその部分のカバーでしょうか?
竹下:チームが回るように選手を入れていく必要があります。待っていれば自力で(調子が)上がってくる選手もいれば、切り替えるタイミングを見つけられずにプレーがうまくいかなくなってしまう場合もあります。その見極めの中で交代させましたけど、対角の吉岡(可奈)にしても今日は機能していなかった。そこでまた長野を入れることにしました。

――苦戦しているとはいえ、V1で3勝。これは簡単なことではないと思います。
竹下:V1はレベルが全然違うという話は、開幕の時点からずっとしてきていますし、選手も試合の中で感じていると思います。サーブレシーブに関して不安定なことも多く、チームが苦しんでいるというところはありますが、ディフェンス(ト-タルでは)は昇格以降の強化部分として成果が出ている面は大いにあるのかなと思っています。選手自身も試合の振り返りから、自分たちは次にどうしていこうかということを考えていけるようになりつつあります。まだまだ若いチームなので、こちらが教えていかないといけない部分もありますが、選手が自分で考えて何かを起こすということをしていかないと先には繋がりません。そういう方向性に変化してきているのは大きいのかなと思います。
――内定の松本選手を積極的に起用されています。
竹下:ディフェンスで安定したものを見せてくれています。高さはそんなにありませんが、攻撃のコースであったりとか、選択肢を持っていますね。状況判断ができる選手だと思っています。

取材・撮影 堀江丈
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