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インタビュー

2020-01-17 17:30 追加

石川祐希選手インタビュー前編「いい締めくくりと、いいスタートになった試合でした」

石川祐希インタビュー

Others / 全日本代表 男子

 

イタリア・セリエAの古豪チーム、パドヴァでプレーする日本代表のエース、石川祐希選手にお話を伺った。前編は取材を行った日の前日、2019年12月26日に行われたモデナ戦について。試合は3-1でパドヴァが勝利。石川選手もオポジットのエルナンデス選手に次ぐ得点をあげ、大活躍で満員となった観客をわかせた。

――一番最初にセリエに挑戦した時に所属した古巣のモデナ、しかもかなりの格上の強豪チームと対戦して、ポイントを落とさず3-1で勝つことができました。まずそれについての感想をお願いします。

石川:率直に嬉しいですし、格上のチームに勝てたということはすごいことだと思うので、自信につなげていきたい。僕たちのチームは今6位ですが、5位のトレントや4位のミラノにも勝っています。そういった強豪チームに勝つポテンシャル、能力のあるチームというのはわかっていたので、3位であるモデナは、リーグ初戦のアウェイで負けてしまいましたが、昨日のホームではチームとしてパフォーマンスをしっかり発揮することができ、勝つことができました。昨日は、年内最後の試合でしたし後半戦初戦でしたから、いい締めくくりと、いいスタートが切れた試合でした。

――1セット目は石川選手のサーブが走って連続ブレイクし、終盤同点に追いつかれたところで難しいトスを2枚ブロックを撃ち抜いて決めました。モデナも粘って先に23点をとられましたが、最後も石川選手のサーブで連続得点。このセットを振り返って。

石川:昨日サーブは1セット目はミス無しで入っていて、サーブは思い切って攻めることができた。ああいう場面でミスなく効果的なサーブが打てたので、それは自信になりました。

――第2セット立ち上がりはアンダーソンのサーブで連続失点を許し、常に追いかける展開でしたが、最後まで諦めず粘ったセットでもありました。このセットを振り返って。

1セット目から、リードをされて追いついてという展開が続いていましたし、1セット目も相手の調子は決してよくなかったので、ギリギリまで粘ればチャンスはあるというイメージでした。2セット目もそのイメージが頭にあったので、最後まで粘れた。1セット目がいい入りができたことが全てだと思います。

――第3セット序盤はまたモデナのリードで、1-5までリードを広げられましたが、そのとき思っていたこと、チームで声を掛け合ったことは。

石川:3セット目の序盤は点数を離されましたが、1セット目に(リードされてから)追いついてというケースが何度もあったので、焦るということはそんなになかったです。「とにかく切り替えて自分たちのバレーに持ち込もう」という話し合いをしました。

――このセットは、オポジットのエルナンデスがサーブでも攻撃でも素晴らしい働きを見せました。エルナンデスについて。日本でもプレーしていた選手ですよね。

石川:エルナンデス選手は、1セット目はそんなによくなかったですけど、セットを重ねるごとに調子を上げてきましたし、彼が爆発したら、すごく高いパフォーマンスをしてくれる。高いパフォーマンスをしてくれるのは彼だけじゃないですけど、エルナンデス選手の高いパフォーマンスが安定してくれば、僕たちの勝利につながる可能性は高まりますし、爆発したときのパフォーマンスの高さは、やはりさすがだなと思います。

石川選手のサーブが勝負の鍵を握った

――そして勝負の第4セットは一進一退の手に汗握る攻防でしたが、中盤の10-10になったところで、石川選手のサービスエースでモデナにタイムアウトをとらせました。終盤でも17-17という緊迫した場面で連続エース。素晴らしかったと思います。どんな考えのもとにサーブを打ったのでしょうか。

石川:サーブは、(モデナ戦の前の)モンツァ戦ではエースがゼロでした。スラッシュやダイレクトボールはありましたが、エースはなかったので「どうやったらサービスエースを奪えるか」ということを考えながら、モンツァ戦のあとモデナ戦までを練習していました。そのときに一つつかめたことがあったので、それを常に意識していました。

――さしつかえなければ、具体的には?

石川:それまでのフォームに、体のひねりをプラスして打つということです。それによってサーブのスピードが上がりましたし、スピードが上がることによってエースの確率は上がる。昨日の試合では、1セット目からいいサーブを打てていたので、点数は特に意識せずに、とにかくベストサーブをと。
コースは、ラインに打ったり、クロス打ったり、前に打ったりというのは少し考えていました。

――現代のバレーは「サーブ&ブロック」といいますが、昨日の試合は、パドヴァ、モデナともにまさにサーブの重要性を痛感するような試合でした。石川選手が春高を戦った時、「24点目でも思い切り打っていきましたが、サーブについてはどう考えていますか?」と聞いて、「自分たちが24点目でも相手が24点目でも、変わらず攻めるサーブを打つつもりです」と言っていました。今もその考えはかわりませんか?

石川:今も変わらないです。その時の自分の調子、感覚にもよりますが。ミスが続いていたら、(全力でではなく)コースを打つことも考えないといけない。昨日のサーブは、1セット目よくて2セット目ミスが増えて、3セット目に少し調整をしました。4セット目は、またいい感覚でサーブを打てました。
3セット目に少しペースを落として、調子を取り戻したことで、4セット目にまた強いサーブで攻められました。そこは成長したところです。どんなときでも全力で攻めるというよりは、攻めるときと、攻めるための調整をすることができるようになりました。高校生の時と比べたら、考え方もパフォーマンスも間違いなく成長しています。

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