2020-01-23 17:15 追加
東レ・黒後愛「悔しい試合でした」、関菜々巳「苦しい場面で立て直すことができないのが今シーズンの弱さ」
V1リーグ女子 ファイナル8 東レアローズ 記者会見コメント
SV女子
2020年1月18、19日に船橋アリーナ(千葉県)で行われたV1リーグ女子ファイナル8、東レアローズの記者会見コメント(2試合)をお届けする。
東レアローズは1勝2敗5ポイント、最終順位6位で今シーズンの全試合を終えた。
1月18日 第2試合 東レ 2(20-25、25-16、25-21、20-25、8-15)3 埼玉上尾
●関菜々巳選手
大事な1戦でしたが、埼玉上尾さんの気迫に押されてしまいました。相手のミスに助けられた場面もありましたが、それ以上に自分たちがミスをしてしまったと思います。淡々とバレーをしてしまったという反省です。
●大野果歩選手
2・3セット目はいい流れになりました。(そこから)4セット目を取られてしまってはダメですし、5セット目の出だしも良くなかったです。自分たちのミスが多かったと思います。
●黒後愛選手
決め切るところで決め切れませんでした。自分たちの粘りが埼玉上尾さんに比べて足りなかったと感じていて、そこが5セット目の連続失点につながってしまったと思っています。
――関選手に。大野選手とのコンビが多く出ていました。ミドルを使えたという手応えは?
関:取れたセットは使えていて、取れなかったセットでは使えていなかったです。埼玉上尾さんはブロックが高いチームですが、そのブロックに対して自分の組み立てが良くなくて、(ミドルだけでなく)スパイカー全員の数字が上がってこなかったと思っています。
――今年の東レはサイドアタッカーが充実しているので選択肢も多いと思います。ミドルを使うのが関選手の持ち味でもありますが、どういう場面でミドルを使っているのでしょうか?
関:決まっている選手に上げれば試合は勝ちます。(ミドルが)決まっているなら、どんどん使っていきたいと思っています。
――大野選手に。今日のプレーの手応え、関選手とのコンビは?
大野:あまり良くなかったと感じています。
――具体的には?
大野:必ず1枚はブロックが来るとわかっているのですが、コースの打ち分けだったり、そういうことができていなかったかなと思います。
●菅野幸一郎監督
固かったのか、1セット目の出だしは簡単に点数を与えてしまいました。今シーズンのよくあるケース。まだまだ集中力がないというか、力がないなと思います。
2セット目から気持ちを切り替えたところもありますが、(セットを取れたのは)相手がちょっと余裕を感じてしまったのかなと。2・3セット目はディフェンスが機能して、いい形で進められたと思っています。その後は守りに入ったわけではないのですが、自分たちでリズムを崩してしまい、結局最後まで流れが戻ってこなかった。今シーズンの自分たちの力はこんなものなんだろうと思います。いい時はいいけど悪い時に立ち直る底力はまだないな、と。気持ちを切り替えてやっていきたいです。
――埼玉上尾はセッターを頻繁に入れ替えてきました。それにより対応が難しくなったということは?
菅野:それはなんともいえないところです。相手セッターに井上(美咲)選手が入ってきた時はブロックが低くなる。そこが狙い目だとは思っていましたが、うまく得点が取り切れなかったなと。石川(真佑)に関しては3セット目くらいから決定力がだいぶ落ちました。リーグ戦通してやってきて、1年目でもありますし、疲れがあったのかなと。そこに代わる選手がいないというところも、うちの弱いところ。4・5セット目、シュシュニャル(カタリナ)選手が乗ってきたところに対応できなかったのが大きいと感じています。
――関選手が大野選手とのコンビを使っていました。本人たちの評価は控えめでしたが…?
菅野:大野に関しては、マークされるのはわかっていました。実際にはミドルというよりサイド陣、ですね。ヤナ・クラン、黒後、石川の数字が自チームの基準値を達成していない。大事なところでサイドが決め切れなかったと思っています。
――豪華なサイド陣で、黒後選手は今季オポジットですが、チーム構成として守備のウェイトが大きく、関選手がトスの出しどころに迷ったりすることは?
菅野:そうですね…。出だしは黒後が良くなかった。そこをうまく整理しきれずに、組み立てできないままで関が上げているのかなと。マークが厳しいところにトスを上げていたのではないかと思っています。
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