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会見・コメント

2020-01-24 20:00 追加

NEC・古賀紗理那「見る人の心が震えるような試合をしたい」、金子隆行監督「魅力あるチームを目指し、来季こそ頂点に」

SV女子

1月19日 第2試合 NEC 2(20-25、25-16、25-23、23-25、12-15)3 埼玉上尾

●山内美咲主将

自分たちが今までやってきたことを全部出し切ろうという気持ちで、今日の試合一丸となって臨んだ結果、最後まで粘り強くできました。今シーズンの成果が出たと思います。

●古賀紗理那選手

今日が私たちにとって今シーズン最後の試合。負けてしまいましたが、試合をしていて私たち自身も鳥肌が立つようなプレーがたくさんありました。人と人とのつながりで取れた点数もたくさんあったと思います。私たちのチームの強みがしっかり出せたのは、チームにとって収穫かなと思います。

●島村春世選手

今シーズンで最高の試合をしようとしました。結果は負けてしまいましたが、良い試合だったと思います。強みでもあり、課題でもあったブロックディフェンスがいい形でハマって点数を取れていました。

いいところでディグも取れていた。つながりというのが出ていました。今シーズンは終わってしまいましたが、皇后杯、黒鷲旗と試合は続くので、今回の悔しさを次の試合につなげられるようにやっていきたいです。

――山内主将に。全身全霊でプレーする姿を見せてもらいました。ファンに思いを伝えられたと思いますか?

山内:はい。ボールを落とさないこともつながりですし、そこができないと淡白なバレーになります。1本目の精度を大切にして、ミドルを使うことで点数を取っていけます。粘り強くラリーにつなげる。気持ちを込めてプレーできました。

●金子隆行監督

うちにとってはリーグ最後の試合。次のステップに進めないということで選手のモチベーション維持が難しいところです。「たくさんの方々に支えられて今ここにいる。その人たちのために全力を出しきろう」という話をしました。今日は選手たちが頑張ってくれました。強い執念を感じました。リーグを通じて、ここまで成長したんだなと感じました。

――いい意味で想定外の部分は?

金子:古谷がオフェンスで存在感を見せてくれました。来季に向けて大きな収穫です。ほかにも澤田(由佳)など新人が頑張ってくれて、そこに島村も戻ってきた。チームのポテンシャルの高さを感じました。

――ワンシーズン通じての課題、今後強化すべきポイントは?

金子:オフェンス力を上げなくてはいけない。ただ、それに伴って失点率が上がったら意味がないです。緻密なバレーが求められていると思います。今シーズンは失点の面で淡白になってしまったと思います。

――今、選手たちにかける言葉は?

金子:自分たちでコミュニケーションを取っていくという目的で彼女たちに任せてきた部分があります。傍から見たら私は何もしていないと思われるかもしれません。でも、私が何か喋る前に、言葉が彼女たちの中から出てきている状況です。自分たちでチームを作るという形は見えてきたと思います。古賀、山内、一人ひとりが芯の強い選手になる過程と感じました。このチームは無限の可能性を秘めていると思います。レッドロケッツがこのバレー界を引っ張っていけるように挑戦していきたいと思います。

――ファンへ向けてひとこと。

金子:土日の貴重な時間を使って試合を見に来てくれる、毎週毎週来てくれる人たちもいます。そういう人たちがいることでバレー界が成り立っていると思います。バレーには長い歴史があります。バレーの魅力を今の時代に合うような感じで伝えていきたいです。長いファン、目の超えているファンもいます。そこからの厳しい反応も受け止めながら、共にバレー界を、もっともっと、ラグビーにも負けない、バスケにも負けないようにしていきたいと思います。

我々はそのために魅力のあるチームを目指します。ファンの方々にはぜひ会場で、一緒に涙を流したりして、これからも共に戦っていって欲しいと思います。台風の被害だったり、みなさんも大変な中、我々を支えてくれました。来シーズンこそてっぺんを取りたいと思います。

取材・撮影 堀江丈

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