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ゲームレポート

2021-11-24 08:00 追加

石川祐希擁するミラノ、ヴェローナに快勝 今季3勝目

ミラノゲームレポート

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イタリア男子バレーボールリーグセリエAは第7節を迎え、日本代表のアウトサイドヒッター石川祐希は、所属するミラノのホームでヴェローナと対戦。3‐1ので勝利し、今季3勝目を飾りました。

試合結果
ミラノvs ヴェローナ 3-1 (24-26, 25-22, 25-20, 25-18)

対戦相手のヴェローナは、OHモジッチ(スロベニア)が19歳、OHアスパルホフ(ブルガリア)が21歳、OPヤンセン(デンマーク)が21歳とスタメンサイド3人の平均年齢が20.3歳ととても若いチーム。勢いに乗れば手をつけられませんが、その経験不足からかまだ今季は1勝しかあげられていませんでした。また、それゆえミラノとしては絶対に勝っておきたい相手でした。

結果は第1セットこそデュースの末に取られたものの、その後は各セット点差をつけて3セットを連続で取り切り、ミラノの逆転での勝利となりました。

第1セット、この試合の1点目は石川のレセプションからの石川らしい巧みなショットでスタート。この日の石川祐希は動きがキレていて、本来の実力が十分に発揮されていたと思います。アタックは硬軟織り交ぜて16得点、決定率50%。ミスは3本ありましたが、被ブロックは1本のみ。またサーブとブロックポイントも1点ずつの合計18得点でした。今日は特に軟打がかなり効果的に決まっていた印象です。半分以上軟打での得点だったんじゃないでしょうか。第4セットの11点目を取った相手ブロック嘲笑うかのようなロールショットや19点目のコート真ん中に落とすプッシュなんてこれぞ石川というプレーでしたね。英語実況も”This is Yuki Ishikawa!!!”って叫んでましたし。またオーバーでゾーン1あたりに返球したボールがそのまま得点になるというシーンもありましたね。やはり石川はコートがよく見えてるなと思わされる試合でした。キレキレのスパイクも1点ですが、緩い軟打も決まれば同じ1点ですから。

また攻撃面だけでなく、守備面でも光ってました。いつものように相手サーブには狙われていて、返球率40%はますまずでしたが、失点ゼロという素晴らしい数字。更にラリー中も好ディグや繋ぎでチームを支えました。


しかし、この日MVPだったのは石川ではなくオポジットのパトリィ(フランス)。アタック得点20点で決定率61%。サービスエース3本、ブロック3本の26得点で大車輪の活躍。特に苦しい場面のハイセットを何本も決めきってくれました。これぞオポジットという圧巻のパフォーマンスでした。また個人としてはリベロのペザレージ(イタリア)の活躍も数字現れないながら光ってました。レセプションの安定感はもちろん、彼のディグ、ブロックフォローから切り返して得点につながる場面が何度もありました。

チームとしてはブロックでの得点が目立ちました。チーム全体で14本。パトリィの他ピアノ(イタリア)とチネニエーゼ(フランス)の両ミドルも3本ずつ決めていて、スタメン6人全員が1本以上ブロックを決めました。

ヴェローナもOHモジッチとOPヤンセンがよく頑張っていましたが、他の選手が打数の割にミラノブロックに捕まってしまいました。しかしモジッチは本当に19歳とは思えない安定感でチームのリーダーになってますね。フォームや守備も上手いところは同じスロベニア代表で昨季ミラノで活躍したウルナルトを彷彿とさせますが、パワーや爆発力はウルナルト以上で今後伸びれば手がつけられない選手になるでしょう。チームはなかなか勝てていませんが、今シーズンでどんどんレベルアップしていって欲しいと思います。

次節は11月23日㈫20:30からホームでチステルナと対戦します。順位的には下の相手ですので、確実に勝っておきたいですが、元チームメイトのOHマー(カナダ)や今シーズンぐんぐん来ている若手OHのリナルディ(イタリア)、オリンピックでイケメンと話題になったOPシュワルツ(カナダ)など攻撃力は十分。いかにサーブで崩してラリーを制することができるかがカギとなってくるでしょう。頑張れミラノ。頑張れユーキ。

文:堤敏樹
写真:Lega Pallavolo Serie A

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