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インタビュー

2020-05-27 17:05 追加

ジェイテクトを初Vに導いた高橋慎治監督「優勝がこれっきりにならないよう、毎回優勝争いできるチームにしたい」

SV男子

重要だった3rdレグ・パナソニック戦敗北直後のJT戦

――やはりパナソニックとの戦いが、シーズンを通して、優勝のキーになったと思います。1stレグでは負けて(0−3)、2ndレグで勝って(3−0)、3rdレグで負け(0−3)、最後に勝って優勝しました(3−2)。監督としては、パナソニックと十分にやっていける、戦えるという手応えを感じたのはどの段階だったのでしょうか?

高橋監督:うーん、難しい質問ですが、1stレグでコテンパンにやられたというよりかは、自分たちのプレーを出せなかったというところだけで、あの結果になったのですが、2ndレグでしっかりと自分たちのバレーを出した結果、ああいう勝ち方ができるようになった。パナソニック戦もそうですけど、他のチームと戦っていく中で、自信になりました

――3rdレグでパナソニック、サントリー、堺と、その1stレグや2ndレグより、やや負けが込んだというのがあったと思いますが、どう立て直すことができたのでしょうか。

高橋監督:そこまで(敗北を)引きずること無く、次に向けての切り替えというか、負けに対しては、何がいけなかったとか、そういうところはチーム全体で考えて、やりました。そこまでマイナスの方向に引きずられるのではなく、しっかりと気持ちを切り替えて、次の試合だったりとか気持ちを切り替えて、というところがチーム全体でしっかりやれました。3rdレグでパナソニックさんに負けた翌日が、JTさんとの試合でしたが、その2試合が重要な試合だったとは思います。

――負けた翌日の試合って勝てる勝ち方って大きかったってことですか。

高橋監督:そうですね。パナソニックさんの試合にも照準を合わせていましたし、毎試合全力で戦っている状況でした。パナソニックさんに負けた後も、すぐに気持ちを切り替えて、じゃあ次の試合でどうしなければいけない、とか、しっかりと全体として考えていました。

――これで見事に初優勝をしまして、来シーズン以降、何を目標としていくのか、監督としてどういう照準を定めていくのかというのがありますか?

高橋監督:連覇というのを目指していていかないといけないと思っています。他に黒鷲旗や天皇杯もありますが、そこでもしっかり結果を出すというのを目指したいと思います。今シーズン優勝はできましたけど、この優勝がこれっきりにならないように、しっかりやらないと、強豪の仲間入りはできません。

――監督として常勝軍団を作ってきたいってわけですね。

高橋監督:そうですね。やはりこの一回きりじゃなくて、毎回優勝したり、優勝争いができるようなチームを作っていきたいと思っています。

――今、コロナの影響で、天皇杯や黒鷲旗が中止になり、来シーズンのスタートがどうなるかまだ不透明な状況、さらに他にも様々なスポーツができない、大会が中止になっているといった状況で、どうやってバレーボールの持つ力を見せていきますか?

高橋監督:出来ることというのは本当に限られてくるのですが、今だったらうちのTwitter(チーム公式アカウント)で動画などをアップするようになったりとか、今の状況でできることを、自分たちもできるようになっていきたいと思いますし、その中でバレーボールの楽しさを伝えたい。皆さんに勇気を与えられるような、日常生活の中でも少しでも充実というか、一つになれるようになれればと思います。この状況が明けた頃には、自分たちのバレーをお見せできるように、その準備もしっかりしていきますし、自分たちもしっかりと取り組んでいきたいと思います。

――優勝して、ジェイテクト社内でお祝いの言葉はかけていただいたりしたのですか?

高橋監督:社長を始め、皆さんに喜んで頂いたっていうのは、とても嬉しかったです。それで、優勝した実感が湧きました。

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