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インタビュー

2020-05-27 17:05 追加

ジェイテクトを初Vに導いた高橋慎治監督「優勝がこれっきりにならないよう、毎回優勝争いできるチームにしたい」

SV男子

自身は未経験だった選手としてのトップリーグでの優勝「少し羨ましい」

――高橋監督にとって自身初めてのトップリーグでの優勝というのを確認しましたが、やはり選手時代から、廃部や休部を経験したりと様々な経験を経て優勝しましたが、どういう風に感じますか?

高橋監督:素直に嬉しい気持ちです。選手時代もずっと優勝を目指していたので、選手として、プレイヤーとして(優勝できた選手たちが)少し羨ましいなという気持ちも少しあります。ただ、優勝というのは、この立場になってからも目指していたところだったので、本当にそれを達成することができて、心の底から嬉しいですね。どこのチームにいても目指していたところなので。

――監督になって、選手時代以上にプレッシャーを感じていましたか?

高橋監督:選手の時もありましたが、ちょっと違ったプレッシャーがありますね。それは自分だけでなくて、選手もそうですし、他のコーチ陣もスタッフ陣もそうですし、全員が感じていると思います。

――監督の立場でV リーグのチームを率いるというのはどんな魅力がありますか?

高橋監督:今はまだ、取り組んでいること一つ一つで精一杯というか、まだ余裕があるわけでもないし知識も無いので、少しずつ勉強しながらやっています。ですから、まだ魅力を感じるほどの余裕はありません。ただ、監督という立場でチームを率いることが出来るというのは本当にうれしいことだと思っています。

――優勝して、ご家族の方からねぎらいの言葉だったりあったりしたんですか?

高橋監督:そうですね。家族はずっと応援してくれているので、試合が終わって、携帯を見たら、子ども達とか家族の写真が送られてきていました。本当に喜んでくれました。

――優勝おめでとうございました。来シーズンも楽しみにします。

高橋監督:ありがとうございます。

取材・文:大塚淳史
写真:黒羽白、火野千鶴

プロフィール
高橋慎治(たかはし・しんじ)1980年7月16日生まれ、愛媛県松山市出身。松山工業高校、松山大学と進学し、その後、旭化成スパーキッズ、NECブルーロケッツでプレー。2009年からジェイテクトSTINGSに所属。2009・2010年チャレンジリーグ最高殊勲選手受賞。2014年には全日本にも選出され試合に出場した。2017・2018年シーズンからコーチ兼任選手、同シーズンを持って引退し、監督に就任・2018・2019年シーズンは7位だったが、2019・2020年シーズンはプレーオフを勝ち抜いて、チーム初優勝に導いた。現役選手時代は、落ち着きのあるプレーと丁寧で確実性のあるトスで活躍した。

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