2020-08-31 16:16 追加
ハイキュー!!×V.LEAGUEスペシャルマッチを元Vリーガーが読み解く 北沢浩のバレーボール質問箱
Others / SV男子
色々と考えましたが、ランキング(Vリーグサイト、B票から引用)から
各選手の特徴や、バレーボールにおける知識を踏まえてご紹介させていただきます。
スパイクを最も決めた選手トップ3
1位:ブラックジャッカル 松林 憲太郎選手(18点)
2位:アドラーズ 池田 幸太選手(11点)
3位:アドラーズ 迫田 敦志選手(10点)
1セットあたり、全体でスパイクで決める点数は約13~16点くらいです。
その中で、1位の松林選手は1セットあたり6点決めています。
つまり、彼は1セットのスパイク点数のうち、4割くらいを1人で決めている事になります。
1位の松林選手、ダイナミックなフォームから打たれるスパイクは凄かったです。
最高到達点も3m50cmという異次元の高さ。
バスケットリングの高さが3m5cmなので、楽勝で両手ダンクが可能でしょう。
というか、今回参加したアタッカーは皆簡単にダンク出来ますね。
(3m20cmあれば両手ダンクが可能という記録あり)
母校はハイキュー、白鳥沢学園のモデルになった東北高校出身です。
(富松選手も同様、東北高校出身)
2位の池田選手、こちらも松林選手と同じくメータージャンパー(ジャンプ力1m以上の選手)でよく跳びます。スパイクもキレッキレで凄いです。
僕の故郷、長野県のチーム(VC長野トライデンツ)に所属しており、勝手に親近感を持ってます。
3位の迫田選手、福山平成大学を初めて日本2位に導いた中心選手。
短い助走でフワッと跳び、キレのあるスパイクを打ちます。
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スパイクを決めた確率が高い選手トップ3
1位:アドラーズ 富松 崇彰選手(67%)
2位:アドラーズ 小野 遥輝選手(64%)
3位:アドラーズ 児玉 康成選手(57%)
このランキングはMB(日向が高校時代に変人速攻を打つポジション)が入る事が多く、やはり今回は1~3位がMBです。
MBは非常に速いテンポでスパイクを打つポジションのため、しっかりと1本目が返球されないと使用出来ないため、スパイク本数が必然的に少なくなる傾向があります。
そのため、打数も1セット6~8本と少なめですが、ブロックが完成する前にスパイクを打つため、決定率は必然的に上がります。
1位の富松選手、スパイクも凄かったですが、それ以上にガッツポーズなどでチームを盛り上げ、山本猛虎を扮した髪型・髪色も凄かったです。
あとはフェイクトス(動画47分10秒くらい)も技ありでした。アドラーズのムードメーカーとしてチームを盛り上げ、さらにスパイク決定率もトップとはさすがです。
2位の小野選手、ブロードが非常に魅力的でした(動画49分30秒くらい)。
ブロードの本数は少ないですが、ブロードを打つのは難しく、打てる選手が少ないので今回は要注目です。
3位の児玉選手、手原選手との変人速攻を見事に決めた選手です(動画125分00秒くらい)。
非常に明るい選手でムードメーカーとしても活躍しているので注目です。
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サーブが最も良かった選手トップ3
1位:ブラックジャッカル 喜入 祥充選手(21%)
2位:ブラックジャッカル 森崎 健史手(15%)
3位:アドラーズ 佐川 翔選手(11%)
ハイキューでもよく描かれていますが、サーブ&ブロックと言われる重要な要素です。
影山や及川、宮侑などビッグサーバーの効果率は何%くらいなんだろう、と気になりますが、きっと喜入選手くらい、それ以上に相手を崩しているのかなと思います。
1位の喜入選手、日向のモデルと言われていますが、本当に跳びます。
身長は僕と同じ174cmですが、最高到達点は337cmと、こちらもメータージャンパーです。
普段はリベロが中心のようですが、今回はサーブだけでなく、スパイク、レシーブでも大車輪の活躍です。笑顔がステキです。
2位の森崎選手、前後に揺さぶるサーブが効果的でした。
サーブだけではなく、ブロック、スパイクにもブラックジャッカルに貢献しました。
個人的には、1set目(動画46分00秒くらい)のAクイックターンが 稲荷崎高校の角名倫太郎選手を彷彿させるスパイクだったなと思います。
3位の佐川選手、とても巧いセッターです。
宮侑が好きな選手という事で、注目してみると、1set目の1stトス(49分くらい)は、スパイクは決まりませんでしたが、宮侑→尾白アランのような相手の虚をつくナイスプレーでした。
また、たまに使用するネットから離れた返球からのクイック(縦クイック)も非常にキレイに決まり、見ていて気持ちが良いです。
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