全日本バレー、Vリーグ、大学バレー、高校バレーの最新情報をお届けするバレーボールWebマガジン|バレーボールマガジン


バレーボールマガジン>会見・コメント>新たなるステージに立つ姫路・荒谷栞「移籍してから開幕を楽しみにしていました」 V1女子会見

会見・コメント

2020-10-19 16:01 追加

新たなるステージに立つ姫路・荒谷栞「移籍してから開幕を楽しみにしていました」 V1女子会見

SV女子

■中谷宏大監督

リーグ開幕。今シーズンは経験値の少ない若い子たちの集まりのチームなので、第1セットは地に足がついていないところもありました。去年と違うのは層が厚くなったことです。スタートメンバーで立て直しが効かなくても(控えが活用できる)。流れを変えることができるかなと思って入れた選手たちが本当に流れを変えてくれました。一方的に負ける展開になる可能性もあったと思うのですが、フルセットまでいってポイントが取れたのは選手たちの頑張りです。そこは収穫だったと思っています。

――スタートのオポジットに新人の宮地(佳乃)選手を使われました。思い切った起用かと思いますが、評価は?

中谷:ポテンシャルの高い選手です。入団した当初は今シーズンのリーグに間に合うかどうか疑問のところもあったのですが、練習を重ねていき、対外試合をする中で充分に数字を残してきたので起用しました。思い切ったというより、彼女が競争を勝ち抜いてポジションを勝ち取ったという表現の方が正しいかと思います。今日は仕方ない部分(途中交代)もあると思います。将来的に代表に行ける力があると思っていますし、まだまだこれから活躍してくれるはずですので、大いに期待しています。

――代表に近い存在ということでは、荒谷選手を獲得されました。オフェンスではマルチプレーヤーですが、今後もミドルブロッカーとして起用していきますか?

中谷:アンダーカテゴリーの時からコーチとして知っていました。彼女の特色は移動攻撃、スピードの部分だと思います。ミドルのポジションでスピードを活かしてもらいたいと思っています。
去年、チームの課題として「ポジション6のところでサイドアウトを取る」ということがあがりました。その面で大いに期待して入団してもらったという経緯があります。まだチームと完全にフィットしていないところもありますが、試合を重ねていく中で改善できると思いますので、心配はしていません。年齢は若いですが、リーダーシップとか本当に良いものをチームに吹き込んでくれています。彼女にはチームのリーダー的存在としてもやっていって欲しいと思っています。確かにサイドもできるのですが、どっちつかずになるよりは、今シーズン彼女には「サイドアウトが取れるミドル」としてやり通して欲しいと伝えています。

――セッター櫻井選手の評価は?

中谷:彼女もポテンシャルをすごく評価しています。なかなか女子にはないハンドリング技術を持っています。スピード感が出てくればもっといいなとは思うのですが、まだ実戦経験も少ないので。試合中に自分で課題を感じて、それを改善していってくれればうちの大黒柱になるのかなと。彼女にはそれだけの高い要求もしていきます。今日は持っている力の半分も出していないと思います。出させてあげられなかったこちらの責任も大きいと思いますね。

取材・撮影 堀江丈

>> 会見・コメントのページ一覧へ戻る

同じカテゴリの最近の記事

コメント

Sorry, the comment form is closed at this time.

トラックバック