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コラム

2020-10-24 12:19 追加

王者ジェイテクトが圧巻の西田ショーで開幕V 最後は歌謡ショー  日本代表・西田有志が39得点

日本代表・西田有志が39得点

SV男子


開幕戦勝利したジェイテクトの選手たち

バレーボール男子V1リーグ(1部)の2020・2021年シーズンが開幕した。10月17日、昨シーズン王者のジェイテクトSTINGSは、奈良・ジェイテクトアリーナで東レと対戦し、3−1(14−25、25−22、26−24、25−19)で勝利した。両チームとも、外国人選手の合流が遅れて不在と、日本人選手のみでの試合となった。ジェイテクトは第1セットを奪われるなど、内容は決して良くなかったが、日本代表のエース・西田有志が徐々に本領を発揮、スパイクにサーブにと計39得点で勝利に導いた。西田は試合後の会場内インタビューで、この日29歳の誕生日だった主将の本間隆太へバースデーソングを歌うパフォーマンスを見せ、集まったホームのファンたちと一体となって”美声”で盛り上げた。

コロナ禍で外国人選手の合流遅れ

新型コロナウイルスという史上類のない状況下でのリーグ戦開幕となった。感染が落ち着いてきているとはいえ、今も感染者は出ている。ジェイテクトは8月に、藤中優斗が抗原検査で陽性反応となり、一時、チーム活動を休止した。

また、外国籍選手たちが自国の出国、日本側の入国条件の影響もあり、一部のチームの外国籍選手たちは合流が遅れた。

ジェイテクトはミドルブロッカー(以下MB)の中国代表・饒書涵(ラオ・シュハン)、新加入でリオ五輪ブラジル代表金メダリストのフェリペ・フォンテレス、東レは新加入のハンガリー代表パダル・クリスティアンがそれぞれ開幕戦には間に合わなかった。

オール日本人での戦いとなった中、先に主導権を握ったのは東レだった。第1セット、スタメンに抜擢された4年目の郡浩也(アウトサイドヒッター、以下OH)が、東レのサーブで徹底的に狙われた。特に東レの36歳・富松崇彰のジャンプフローターサーブが抜群の効果を発揮し、郡はサーブレシーブで苦しめられ続け、持ち味の攻撃力でミスと悪循環に陥った。

チーム全体のサーブレシーブが崩れていたからなのか、セッター久保山尚のトスもスパイカー陣となかなか合わず、西田や伏見大和、福山汰一の両MBのアタックが東レ守備陣に捕まり、14−25と圧倒された。

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