2020-11-06 12:15 追加
東京五輪に向けてトルコでさらなる飛躍を ブラジル代表ガブリエラ・ギマラエス
ガビインタビュー
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ブロックの高い壁に果敢に挑む。撮影:VakifBankSK
ブラジルではスーパーリーグ19/20が女子は3月、男子は4月に新型コロナウイルスの感染拡大のため中止になった。その後、選手は次のシーズンの契約交渉に入ったのだが、チームの閉鎖や予算の削減などの理由から、また自粛期間の続くブラジルより早く練習、試合の再開が見込めそうだということで、海外に移籍する選手が今年は多くみられた。ガブリエラ・ギマラエスもその一人。ブラジル代表では、上背はないが安定したパスと打ちぬく技術でチームの中心選手である。今回、トルコのVakifBank Spor Kulubu(ワクフバンク・スポーツ・クラブ)へ海外初挑戦する。新チームや延期された五輪への思いを聞いてみた。
■海外へ初挑戦
――海外のチームへ、トルコへ行こうというのはどのように決めたのですか。19/20シーズン前には決めていたのですか。
ガブリエラ・ギマラエス(以下ガビ):いつかは海外でプレーしてみたいといつも思っていました。長年、リオデジャネイロでベルナルド・レゼンデ監督のクラブチームにいましたが、私が選手として成長するうえでとても大切な時間でした。その後、ミナスジェライス州ベロオリゾンテ市のチームに新たな目標を探して移りましたが、これは家族の近くに居たいという思いもあったんです。でも、同時に海外に挑戦してみたいという気持ちもだんだん大きくなりました。ですから今回トルコに来たのは自然な流れで、それまでに十分な準備ができていたと思います。ワクフバンクでバレーができるということは、本当に素晴らしいことです。世界中から来た最高の選手たち、そして経験豊富な名将ジョバンニ・グイデッティ監督(トルコ女子代表監督も兼任)と質の高い数々の大会に参加できるのですから。

2. 新チームにも慣れ、自信もついてきた。撮影:VakifBankSK
――おっしゃる通りトルコのクラブチームのメンバーを見ると世界中から来た世界選抜の様ですね。ブラジルのスーパーリーグと比べていかがですか。
ガビ:ブラジルとトルコで似ているところがあるとすれば、たくさん練習するということです。そして私はそれが大好きです。私はいわゆる練習の虫で、それによって日に日に上達できるように挑戦するタイプの選手です。でも明らかに、ここトルコの方が私には難しいです。周りは背の高い選手ばかりだし、体力面でも強いと思うし、自分が背が低い(180cm)ことを思い知らされ、実力以上の事を要求されます。私はいつもどこのチームにいてもたくさんの事を学びました。ここでグイデッティ監督によって、ゲームに対する自分の観察力がずいぶん変わったように思います。コートに入る選手の異なる組み合わせによっても、それぞれから学ぶことがあります。新チームに来て、とてもいい感じにいっていると思います。
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