2020-12-03 12:28 追加
群馬銀行・新井祥「愛(藤原)の思いに応えたい」、藤原愛「コートでは真顔を注意されています」 V2女子会見
V女子
11月29日 第1試合 群馬銀行 3(20-25、25-14、20-25、25-19、15-10)2 JAぎふ
■群馬銀行グリーンウイングス
●坂本陽菜選手

厳しい状況が続きましたが、後から出てくる選手も活躍してくれて、チーム全員でフルセットを勝ち切れました。
●中田唯香選手

相手に押される苦しい状況もあったんですけど、我慢しきれたところがフルセットの勝ちにつながったと思います。
●藤原愛選手

良いディグやサーブレシーブが返ってきて、苦しい場面でも余裕を持ってスパイカーに持っていけました。でも、まだトスにばらつきがあるので、修正していきたいです。
●吉岡みなみ選手

昨日3-0で勝って、ちょっと怖い部分もありました。なんとか勝てたのは良かったかなと思います。相手のミスに助けられた印象もあるので、本当に自分たちのバレーをしているかと言ったらそうではないので。もうちょっと厳しさを持ってやっていかないといけないのかなと思いました。
――坂本選手に。苦戦の理由は?
坂本:スパイクが決まらなくなったりミスをしてしまう部分で、勝手に自分たちが落ち込んでしまって攻めの気持ちがなくなってしまうとこういう試合になります。詰めの甘さかなと思います。
――中田選手に。相手の守備をどう攻略しましたか?
中田:相手のレシーバーがうちのスパイカーを警戒して下がっていたので、フェイントで置いたり、強弱をつけようと思いました。
――藤原選手に。今日は昨日よりミドルを使った攻撃が多かったですね。
藤原:昨日はサイドに偏ったトスを上げてしまっていたので、今日はミドル使ってサイドを活かすことを意識していました。

――トスの評価は?
藤原:いいレシーブが返ってきているので時間もあったのですが、そこで自分が焦ってトスが低くなってしまいました。高さのあるミドル陣に私が焦って低く出してしまうので、しっかり状況を見て高さを出していきたいです。
――ミドルを使うことをかなり強く意識していると感じました。無理に使ってしまったなどは?
藤原:何本かあります。ブロックが寄っているのに、そこを自分が見ていなくて。連続でミドルを使ってしまってシャットされる場面もあったので、そこはしっかり対応していきたいなと思いました。
――吉岡選手に。復帰の経緯は?
吉岡:一度離れた時にやりきったという感覚がなくて。そこにチームから戻ってきてほしいという声をいただいて嬉しかったし、そういう環境があるのなら頑張ってみようかなと。
――監督が変わりましたが、ディフェンス面で感じることは?
吉岡:どちらかというと石原(昭久前監督)さんは戦略的、高橋さんは気持ちを求めるタイプなので、まだ選手の中に戸惑いはあると思いますが、その中でも頑張っていると感じています。
――ご自身のパフォーマンスは?
吉岡:10月中旬からチームに入って、やっと最近全体練習に合流したので全然ダメダメです(笑)みんなに助けられてばかりです。

――コートに入った時はどういう点に注意しましたか?
吉岡:気持ちを意識しすぎてコートの中の子たちが混乱しないように冷静に声かけをしたりとか、ここぞというところでは大事な一声を出していこうと思ってコートに入りました。
――坂本選手に。戦略的な石原監督から気持ちを前面に出す高橋監督になりましたが、そこで自分たちで考える時間も増えたと思います。

坂本:去年は相手への対策がすごく多くて。でも、その対策を打破された時には自分たちではどうにもできないという状況になりました。そういう時に負けていたんですけど、今は自分たちでインプレー中にもっとこうしようという声が出てきています。それは成長かなと思います。

●高橋悠監督
選手が苦しみながら突破口を自分たちでしっかり切り開いてくれたところが結果に繋がったかなと思います。
――今日はミドルを多く使いました。
高橋:昨シーズンは鈴木日葵が決定率でリーグ1位の数字を残してくれました。対角の安福若菜も匹敵する能力を持っているので、そこでサイドアウトを取っていくということを課題として臨みましたが、まだまだ新人の藤原が上げきれずにスパイク失点がかさんだためにフルセットという結果になってしまったのかなと。そこはまた修正していきたいと思います。

――突破口とは?
高橋:サーブは走っていて相手を苦しめる部分もあったんですけど、JAぎふさんのサイドアタッカーはそれでも悪球のトスをしっかりと打ち込んでくる。そこにうちは苦戦してしまいました。(まだまだ)サーブを活かしきれていなかったので、個人個人がしっかり修正して相手のオフェンスを封じることができたと思います。
――中田選手の特徴は?
高橋:コートをしっかり見て、強く打たなくても相手の嫌なところに返したりとか、ブロックが高かったとしてもそこを利用してブロックアウトで逃げるという技術を持っています。
――起用はあくまでスパイクの部分?
高橋:ロングラリーになった時に真ん中が使えていないという展開も非常に多かったので、新井選手が肩で息をする場面もありました。元気な選手がエネルギーをチームに与えてほしいと思って投入しました。
――セット間にはどんなアドバイスを?
高橋:取られているセットは自滅なので我慢強く戦っていくことが大事だと。相手が苦しいところ、嫌なところに返してリズムを取れるようにということを話しました。
――JAぎふの印象は?
高橋:本間(真樹子)選手は速さはそれほどないものの、しっかりとブロックを見て上手く打ち分けてくるので、相手の状況が良い時には苦しめられたと思います。
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