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バレーボールマガジン>インタビュー>山内晶大(パナソニック)「東京オリンピックで戦った楽しさで、もう一回やりたいというのが生まれました。それをパリオリンピックでもう一回経験したい」

インタビュー

2021-11-30 17:30 追加

山内晶大(パナソニック)「東京オリンピックで戦った楽しさで、もう一回やりたいというのが生まれました。それをパリオリンピックでもう一回経験したい」

SV男子 / 全日本代表 男子


――五輪で得られたものを、どうチームに還元しますか?
山内:オリンピックでの1戦とVリーグでの1戦と、勝ちたいのは一緒ですけど、どうしても状況が違ってきます。だから、「オリンピックと同じようにこうしようや」というのは難しい。リーグは長いですし。どう還元するかは難しいんですけど。オリンピックに関わらず、これまでの経験から得られたものを少しでもチームに還元したい。

――山内新キャプテン、どうチームを引っ張っていきたいか。
山内:「誰が出ても勝てるチーム」というのはずっとある。仲本(賢優)が昨季途中出場した。ああやって活躍してくれることで、他の選手にもいいパワーが伝染すると思う。年齢層も高いから、みんながみんなリーグを同じメンバーで戦っていたら難しいので、誰が出てもパンサーズらしいバレーができるのが目標。僕の同い年、僕の前後もガンガン発言できるようになったらいいと思います。間違ったことを言っても、ベテラン選手がいるから訂正してくれる。思っていることをどんどん共有していけたらいいなと思います。言葉にすることによって「じゃあどうするか」というのも出てくると思う。それをベテラン選手にアドバイスをもらったりしていけたら、ベテランと中堅、若手が融合できると思います。

――パンサーズの今季の目標は。両サイドの選手がベテランが多かったり、体調に不安がある選手がいたりと、ミドルの役割が大きくなりそうですが。

山内:そういうバレーをするために日頃の練習での取り組みで、全力を出し切れるか。ちょっとずつそういうところでレベルが上ってくると思います。
あとは、自分たちの役割をまっとうするのと、ちょっと試合展開を想定する力が出てきたら。ミスをするにしてもどういうミスをするのか、繋ぐにしてもどう繋ぐのかがわかってきたら。相手サーバーに強い選手がいたとして、いいレシーブを返せるときもあれば、上に返すときもある。CパスCパスCパスになっちゃったら連続失点してしまいますよね。でもそれを理解しないと。Cパスになったからブロックされちゃう、切り替えされて決められちゃうというのは悪循環になりますよね。だから、そのあとの展開を予測する。うまく断ち切る。先輩たちは気づいてるんですけど、他の選手はまだ気づいてないことがある。いかなる状況下でもワンプレーに対してどう持っていくのか。セットを誰に上げるのか。そういうのがわかれば、プレーヤーとして成長できると思います。

そして、最後に一番高いところでみんなで笑いたいですね。

聞き手:中西美雁
写真:FIVB

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