2021-03-05 19:00 追加
FC東京・手原紳「この状況でどれだけ僕たちの在り処を見てエネルギーに変えてもらえるかというのが、やっている意味」V1男子会見
SV男子
●真保綱一郎監督
昨日ここでも言わせてもらいましたが、ジェイテクトさんに押されっぱなしで、我々は一回もリードをすることもなく本当に難しい試合でした。今日も選手は終始苦しい試合でしたが、そこを乗り越えて勝ち切ったのは非常に大きかったと思います。
――上位の堺、ジェイテクトに初日負けながら、両者相手を把握した中で行われる2日目に勝てるということは進歩だと思うが?
真保:開幕後11月ぐらいから思っていたのですが、まずは我々が賢く戦い始めることができているなということです。チャレンジをするチームなので(勝ちに持っていくまで)難しいですが、その中で戦術面だとかいろいろ修正をしながら戦い、体だけではなく頭もしっかり使ってできているなと思います。逆に言うと土曜日にもっとできると思いますし、最初は(土曜日にもっていくための)フィジカル、調整の問題なのかなと思うところもありました。
我々チャレンジする側が2日目にいい試合をするというのは開幕前は予想していませんでした。2日連続の試合で2日目は上位のチームが有利だと勝手に決めつけていました。選手は本当に良くやってくれています。後は僕の土曜日への持っていき方が悪いと思っています。戦術をもっとはっきりとやっていかない行けないと思います。
――昨日と違ってアウトサイドヒッターの位置が変わったが?
真保:ジェイテクトさんはジャンプフローターの選手が4人います。昨日は迫田が前衛の時にフローターの3人の選手のサーブを取って攻撃をするということを重ねプレッシャーだったと思います。アタックの決定率は高かったですが、本当は迫田に持っていっていいボールもサーブレシーブした後だったので上がらなかったものもあったので。今日はフローター3人の時に後衛においてパスだけ専念をさせたのがあります。あと昨日サーブレシーブの数字は我々の方が良かったですが簡単に決められませんでした。迫田に対しショートサーブなどで狙われジャブのように効いてきたようなところがあったので変えました。
――手原選手のトスの質が変わりこの結果に繋がっていると思うが?
真保:本当にそう思います。トス回しに関しては良くなっていたと思いました。まだまだですが、両サイドのトスが短くなっていたのが改善され、(アタッカーが)ラインにしっかりと打てるようになりました。勝ち切れないときは打ち切れないトスがありましたが、そこをしっかりと打ち切らせるということができ始めました。ブロック20本される試合があるなど改善点はありますが、迫田が生き返ったのも手原のトスということもありますし、今日もぺキ(プレモビッチピーター)も力の乗ったスパイクをしていましたがセッターの力が大きいと思います。
――トスを伸ばす練習はしているか?
真保:アタックのウォーミングアップの中でトスを伸ばすことも含めライン打ちをしたり意識させるようにしています。僕らは練習時間を取れないので、トスをかごに入れるような練習はできませんが、6対6の中で課題を作ってやっています。
――シーズン後半に勝つことが多くなったことにより選手の自信はついたか?
真保:正直昨シーズンは試合にならないこともありました。昨日もそのうちの一つでした。負け方も大事だと思いますが、悪い負け方が少なくなり、こう言い方は適当ではないですが、次につながる敗戦が多くなりました。勝ち続けてはいないので本当の自信ではありませんが、自分の中で持ち始めていると思います。
昨シーズンはメンタルの話ばかりでしたが、今シーズンは後何が足りないということがはっきりしているのでバレーボールの技術、戦術を詰めるというか、負けた時に何ができなかった分からない試合が少なくなりました。
――来週ホームゲームを迎えますが。
真保:JTさんは今いろいろな選手を使って僕らが対戦したことのない選手もいますので、そこも万全の準備をして土曜日からMAXで戦えるようにしたいと思います。ホームなので(観客の方の)後押しもありますし思い切り戦っていきたいと思います。
写真:黒羽白
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