2021-03-27 08:15 追加
サントリー山村監督「(次戦)ジェイテクトは決勝に向けての最高の相手」
SV男子
Bチーム秦・栗山の葛藤との向き合い方

3月21日の大分三好ヴァイセアドラー戦、サントリーサンバーズの秦耕介(写真左端)は第2セット途中から出場して活躍を見せた。
以前から会見等でサントリーの強さについて、「Bチームの充実」が言われている。とはいえ、当の選手たちの心理はどうだったのか、栗山や秦は、試合後の会見では難しさもあったことを認めつつ、そこをどう乗りこえているかも話した。
「モチベーションの維持の仕方は正直難しかったが、最初はスタートで出れずに、チームが1回活動休止した時期もあって、すごく難しかったとしかいえない。それでも成長しなきゃいけないと自分でも思っているし、このチームが強くなるためにさらに成長しないけないといけないし、また成長したいと思っているし、それを1回考えて自分の中で整理して、日々の練習に落とし込んでいこうと頑張っている。その思いとか考えを、まず僕からBチームに還元してAチームにひけを取らないBチームというのをしっかり作っている。それが試合に出ても活躍できる秘訣だと思う」(秦)
「2シーズン前までAチームでずっと出ていて、昨シーズン、季選手がきて、控えに回って、出場機会も減りすごく難しかった。途中から入ってもあまり活躍できないじゃないですけど、スタメンとリザーブ、途中から入る難しさを痛感した。今シーズンは昨シーズンみたいになりたくないというのがあった。非常に難しいが、その辺の準備はうまくできてるってのがある。途中から入った選手が活躍して盛り上げるのもチームにとってプラスなるってことがわかった。僕の役割はスタートでというよりは、誰かが崩れた時にそこのフォローするってのが仕事」(栗山)
さらに、山村監督や酒井コーチからの声かけ、フィードバックにも助けられたことも明かしていた。

試合後の会見で、試合出場が限られた中での葛藤を明かしていたサントリーサンバーズの秦耕介。
レギュラーシーズンの最終2連戦のジェイテクトは、ファイナル3に食い込んでもおかしくない強さを持つ、ファイナルに向けた格好の相手だ。山村監督は気を引き締めていた。
「僕らが決勝で戦う上での、最高のステップアップ。今季負けている2つのチームの1つジェイテクトさんに勝って、決勝にいきたい」

3月21日、試合のセット間に、箕面自由学園・チアリーダー部「ゴールデンベアーズ」が、演技を披露。全国大会に何度も優勝している名門だけあって見事な技で観客を魅了していた。

3月21日、試合のセット間に、箕面自由学園・チアリーダー部が、演技で「サントリー」「サンバーズ」「プレーハード」という文字を表現。
(取材・写真:大塚淳史)
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