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コラム

2021-03-27 08:36 追加

サントリー小川、Bリーグ観戦に大興奮。歴史的大逆転劇は見届けられず

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3月21日、Bリーグ大阪エヴェッサ対レバンガ北海道の試合前、大阪の円陣に加わった、サントリーの小川とアライン。

Vリーグ・サントリーサンバーズとBリーグ・大阪エヴェッサが3月20、21日に大阪・おおきにアリーナ舞洲で共催し、21日の大阪エヴェッサ対レバンガ北海道の試合前には、サントリーの小川猛とデ・アルマス・アラインが観戦した。試合前の大阪エヴェッサの選手入場にも参加するなど、楽しんでいた。

小川とアラインは、試合前の選手入場で、大阪エヴェッサの選手たちとともに登場した。大阪エヴェッサの選手たちともひけをとらない身長のはずだが、小川やアラインが小さく錯覚しまうほどった。その後、一緒になって円陣に加わった。

サントリーの小川が大阪エヴェッサの選手たちとハイタッチ。

サントリーのアラインが大阪エヴェッサの選手たちとハイタッチ。試合観戦でも笑顔を見せるなど楽しんでいた。

小川は「バスケの選手は幅がありますよね。さすがにバレーであれだけあると、跳べるのかな」と笑った。

小川は中学でバスケットボール部だったこともあって、生のBリーグ観戦が楽しみだったらしく、試合観戦でも白熱。両チームの選手の好プレーにも興奮したり、フリーの選手になかなかパスを出さない時には、思わず手を振りながら「そこあいてる!」と身を乗り出していた。

試合の途中、2人が第2クオーターで会場を離れるタイミングで、小川に感想をきいた。

「すごく楽しいです。前日の試合の経過を事前に調べたんですけど、第1、2、3、4Qと競っていて、大阪エヴェッサが1点差で勝ったのに比べて、今日は途中に点差が開いて(この時点で45−27の大阪がリード)、すごい3ポイントシュートも入って、最後まで行けたら連勝になるのかな」

と楽観視していた。そして、Bリーグでは一般的な試合中の音楽や拍子、セット間のゲームなどの演出が新鮮そうだった。

「(大阪エヴェッサの試合は)常に音が鳴り続けている。バレーだったらプレー中は観戦の声とか音って聞こえない。それがオフェンス、ディフェンスの度に音が出ていて、アウェーのフリースローとかも(観衆が拍子を叩いて)音で邪魔していて、ホーム感があって面白い。バレーだと国際試合だったら、こちらがサーブ打つ時は普通にあったりしますけど。レバンガ北海道の選手はアウェーで、音で邪魔されていてもフリースロー決めていてすごい」

3月21日、大阪エヴェッサ対レバンガ北海道を観戦したサントリーの小川(左)とアライン。

刺激を受けたようで「せっかく大阪だったら、エヴェッサとサンバーズがこういう風にやっているんで、他のチームでもそういう室内チームあるんで、一緒に試合やったり、選手間の交流もやったら楽しいかな。演出とかも、面白いですね。サントリーの試合でも、(観客に)サーブを打って楽しめるゲームをやってみても面白いかも。事務局にも話してみたい」と私案を披露した。

Bリーグは現在47チームで、Jリーグと同じく、全国各都道府県での拡大を推進している。Vリーグと同じ地域にあるチームは多い。同じアリーナスポーツ同士、互いの活性化のためにも、他チームでも取り組んでみたら面白いかもしれない。

ちなみに、小川らが帰った後から、試合はまさかの展開に。大阪エヴェッサが第3Qで67ー47と20点差を付けていた。しかし、第4Qにレバンガ北海道が猛追し、最後は81−81から、北海道の選手が3ポイントシュートを試合終了のブザーと共に決めて、北海道が奇跡の大逆転勝利、大阪からすると悪夢の敗戦劇だった。

小川は後で結果を知って、最後まで試合観戦したかった、と嘆いたことだろう。

3月21日、Bリーグの大阪エヴェッサ対レバンガ北海道は、北海道が24点差から逆転勝ちという”ありえない”試合展開だった。写真は最後、北海道の選手が3ポイントシュートを決めた瞬間。

(取材・写真:大塚淳史)

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