2021-04-01 21:36 追加
サントリー山村監督「久しぶりに負けたのですが、本当に胸糞悪くて、負けず嫌いを改めて再確認できた」
ゲームレポート
SV男子
バレーボールV.LEAGUE DIVISION1MEN 3月27日~28日にアスティとくしまで行われた、ジェイテクトSTINGS対サントリーサンバーズの試合。
サントリーサンバーズは、先週の舞洲の試合でレギュラーラウンド1位通過が決定し、ファイナルステージに向けて、徳島ではどのように展開していくか注目の試合だった。両日とも存在感を放っていたのが、柳田将洋選手に代わって出場した秦耕介選手だ。
27日、今季レギュラーラウンド最後の試合にして初のスタメンという秦選手。序盤からセッターの大宅真樹選手が秦選手にトスを集め、連続でセンターからのバックアタックが決まる。レフトからのスパイクでも得点も重ね、さらにサーブでもジェイテクトの守備を崩してブレイク。サービスエースでも2点決まった。
秦選手のバックアタック本数が増えることで、センターの厚いマークが外れていき、サントリーのミドルブロッカーの攻撃が増えていった。ジェイテクトの攻撃も、ブロックやディグでラリーに持ち込んで繋ぎ、難しいボールはムセルスキー選手が決めて得点していく。
サントリーのリリーフサーバー陣も、この日は大活躍だった。今季リリーフサーバーとして出場している佐藤謙次選手は、この日もサーブで崩してブレイク。また第3セットのマッチポイントで入った西田寛基選手がサービスエースを決め、サントリーがストレートで勝利を飾った。
試合後の会見にて、今季初スタメンだった秦選手に話を伺った。試合で力を発揮できたことは次の成長に繋がると述べた後に、スタートから試合終了までコートに立ってみて、課題も見つかったという。
「サーブ、スパイクに関しては、感覚的には最近ずっと調子が良かったのが続いていた。先週の三好戦もそうですし、いい感覚を得られたので、それを保持しつつ今日の試合に合わせられたというのが大きかったです。課題については、今日に関してはブロックの位置取りがまだまだ。西田(有志)選手に対して結構決められちゃったので、そこをしっかり修正できたらなと思います」
山村宏太監督に秦選手について話を伺ったところ、秦選手にはかなりプレッシャーをかけていたとのこと。ファイナルに出場することも想定して、プレッシャーのかかる場面でもパフォーマンスが発揮できるような準備をしていったという。
「最後の円陣まで耕介の名前を出して、チーム全体に意識をさせるぐらいちょっとプレッシャーかけたつもりです。そんな中で耕介は自分らしいプレーを発揮してくれましたし、スパイク決定率も高かったと思います。パイプでの攻撃も多かった。ただ、レセプション、柳田に代わって入る選手としては、まだまだ耕介のパスの比率っていうのはちょっと低かったのかなと思う。
彼の持ち味の大きなところは、ディフェンシブなところに強みがある。ブロックも強いっていうところが、今日はちょっとを出し切れなかったかなというところがある。トータルで見たらかなり高い評価できると思うんですけど、彼自身の持ち味を全部出せたかと言われたら、厳しい目に言うと及第点。よく頑張ったんですけど、まだまだ出せますよということで」
山村監督は秦選手と同じ筑波大学出身ということもあり、厳しい言葉をかけながらも守備に関してはまだまだ出せるところがあると、秦選手に期待をしている様子だった。
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