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会見・コメント

2021-04-12 07:00 追加

サントリー・大宅真樹主将「納得のいく試合展開で勝てた」、柳田将洋「こんなにたくさんの方に集まってもらえて優勝を実感」、山村宏太監督「苦しい状況で力を発揮するサンバーズを見せることができた」V1男子決勝会見

V1男子 ファイナル サントリー会見コメント

V1リーグ 男子

4月4日に閉幕したV.LEAGUE DIVISION1 MEN(V1男子)優勝チーム、サントリーサンバーズの記者会見コメントをお届けする。

決勝
サントリーサンバーズ 3(25-21、25-23、25-20)0 パナソニックパンサーズ

●大宅真樹主将

このリーグを通して、あまり負けずにレギュラーラウンド1位通過をできたことが僕らの強みにもなったし、今日の試合でも安定して最後まで展開することができました。このシーズンの中で一番いいゲームができ、本当に納得のいく試合展開で勝てたので、やってきてよかったと思いました。

昨シーズンの悔しい思いから、ここまで来ることができ、チームとしても成長できたシーズンだったと実感しました。まだまだサンバーズのゴールはここでは終わらないと思うので、黒鷲旗に向けてもう一度チームがひとつになって、またタイトルが取れるように、さらにまた来シーズンは3冠を取れるように、もうひとつ大きい目標を作って頑張っていきたいと今日は思いました。

●柳田将洋選手

まず皆さんにお集まりいただいて、こんなにたくさんの中で質問を受けるのは、やっぱり優勝したからなんだなと実感しています。今日の試合も自分たちの展開に持っていけることが多かったので、それが勝因だったのかなと。
僕たちはサーブミスがあったにせよ、入ったサーブがかなり効果のあるものだったと思います。そこからブロックディフェンスで切り返して、相手のブレイクもありはしたものの、それが連続することなく、上からどんどんプレッシャーをかけることができました。自分たちがサーブ&ブロックをやってきたことが試合で出ていたと思いますし、パナソニックのように強いチーム相手でも効果が出せるということも、今シーズン一番最後の試合で実感することができ、自分たちが優勝を実感するにふさわしい展開だったと思います。

●ムセルスキー・ドミトリー選手

まず今日も勝つことができ、優勝することができて、非常に嬉しい気持ちはもちろんありますし、今日だけではなく、今シーズンに関してはチームがいい仕事をすることができ、いろいろな意味で満足しています。
ただ心残りというか複雑な気持ちもあり、思ったより今日の試合が短かった。もう少しエンジョイしたかったという複雑な気持ちもありますが、もちろん良い結果が出て幸せです。

――ムセルスキー選手に。これまでにオリンピックなどさまざまなチャンピオンを経験したと思いますが、今回のサントリーというチームのどの部分がチャンピオンチームにふさわしかったと感じていますか?

ムセルスキー: 簡単に言うと、一生懸命仕事をしたから優勝に結びついたのだと思います。 今シーズンいろいろなことがありましたが、それぞれが全力を尽くし、チームらしくハードワークができたから、優勝にふさわしいチームになれたと思います。

――大宅選手に。決勝に臨むにあたり、「緊張するかもしれないけれど、それも含めて楽しむ」という話をされていましたが、実際に試合に入った時はどんな心境で、どのようにチームが見えていましたか? また、試合前にご自身がチームにかけた言葉や、他の選手の言葉で印象に残ったことがありましたら、教えてください。

大宅: 試合に入るまでの緊張は昨シーズンに比べると減っていました。今日はメインのコートに移動して、選手紹介の時は雰囲気にびっくりしたというか、そこで少し硬くなってしまった自分がいました。試合前の円陣でチームのみんなには「この1日を楽しんでいこう」というふうに声をかけました。
1セット目の序盤は自分自身も硬さがあり、うまくトスを上げられていなかったのですが、その中でもキャプテンとして、そしてセッターというみんなから見られるポジションでもあるので、笑顔だけは常に意識してやっていました。

――優勝が決まった瞬間の思いは?

大宅: 昨シーズンのジェイテクト戦が昨日の夜くらいから頭によぎり、単純に勝って終われたことがほっとしました。キャプテンになってからキャプテンらしいことを何かできたかと言われると、そんなにないと思うし、チームのみんなはいちばん僕に気を遣って、助けてくれたのではないかと思います。「本当に僕がキャプテンでいいのかな」とずっと思っていたけれど、こうして優勝して、みんなの喜んでいる姿を見ると嬉しかったし、やってきてよかったという気持ちになりました。

――大宅選手に。柳田選手の加入でご自身のトス回しが変わった部分はありますか?

大宅: Bパス以上の時にハイボールが託せるということと、後ろからのパイプも少し割れたパスでもどんどん使っていけるところは昨シーズンとかなり変わったところです。選択肢が増え、マサ(柳田)さんがパイプで引きつけてくれることで、さらに藤中選手が1枚になっても決定率が高くなった。マサさんが入ったことで2つの選択肢が増えたことは強みになりました。

――大宅主将に。山村監督とのやりとりで印象に残っていることや、自分のプレーに生かせたことは?

大宅: 親子のような関係性で、話しやすいというのが一番でした。 くだらない話もしますし、 バレーに関してはとにかく楽しむことというのはずっと言われてきていました。 今日の決勝もそれを第一優先にして試合ができたので、本当に僕にとっては信じることのできるつながりとか、関係性を今シーズンで作れたと思っています。

――大宅選手と柳田選手に。コロナで2週間練習ができなくなった時に自分を見つめ直す期間があったのではないかと思いますが、それが自分たちやチームの成長につながった部分は?

大宅:僕自身はバレーボールができなくなり、当たり前のことができなくなって、他の選手と同じ体育館で練習ができることだったり、 そういった小さなことに幸せを感じるようになりました。根本を見つめ直し、スポーツ選手としてやっている以上、そういったことを忘れてはならないということを学べたので、年明けのリーグからの連勝につながったと思います。決勝に挑む姿勢もあの経験がなかったら、もっと緊張して硬くなっていたかもしれないので、僕自身はプラスになったと思っています。

柳田:自分がプロとしてやっている以上、仕事であるバレーボールができないのは辛いものがありました。実際にコロナにかかった僕たちの仲間が一番苦しいわけで、大丈夫だろうかという心配もしました。現場の深刻さを僕らは一番わかっていると思うし、乗り越えて今ここに座ることができていることを振り返ると、全員で乗り越えようという気持ちが強くなったのではないかと思っています。
僕自身もそうだし、キャプテンも言いましたが、一人ひとりのリーグに懸ける思いが強くなったと思います。 もちろんこれはスルーできたらよかったですが、当事者になったことにより、改めてファンの皆さんに感謝できたりとか、 無観客でも普通のモチベーションで試合をできるようになりました。また、有観客になった時に運営してくれる方々がギリギリのラインを設定して、難しいことをしていることは僕らも理解しています。今日もそうですが、率直な感謝の気持ちを持ってバレーボールができていると思います。

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