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会見・コメント

2021-05-23 17:41 追加

柳田将洋が「このチームで一緒にやれたことを誇りに思う」と心境をSNSで述べる 始動会見でのコメント全文も

全日本代表 男子

――主将であってもなくても柳田選手がやることは変わらないと思いますが、柳田選手がチームで求められている役割は何でしょうか。プレー面、精神面と両方で。

柳田:まず、自分の役割はプレーは攻撃面、サーブであったり、パイプ攻撃であったり、そういったところでしっかりと得点することが求められていると思います。それはおっしゃるとおりキャプテンであってもなくてもかわらない。自分が目指しているのは「どういう状況であっても質の高いプレーをすること」。僕自身身長も高くないですし、そういったところを常に意識して練習から取り組んでいます。

――無観客での開催が続きますが、改めて観客の力について教えて下さい。また、東京チャレンジが東京オリンピックに向けてのサバイバルである点を踏まえて意気込みをお願いします。

柳田:無観客試合はVリーグでも体験してるんですけど、いかにファンの方の応援が力になっているのかがわかりました。今回もこういった状況なので、5月1日2日が無観客になってしまったのは残念ですが、試合ができることはとても幸せですし、それをみなさんにテレビで見ていただけることも感謝しつつ、いいプレーをお届けしたいと思います。サバイバルとおっしゃっていたのですが、そのとおりアウトサイドは非常に激戦だと思っているので、サーブだったり自分の長所をこの合宿や残りの期間でしっかりアピールして、枠の中に残れるように頑張りたいと思います。

――練習中に意識している考え方や行動は?
柳田:試合でいかに質の高いプレーができるかは僕だけでなく求められている。合宿だったら日本人同士の乱打などですが、その中でも海外の選手との対戦を意識しています。

――現在の大会まで残り1週間となりましたが、練習の状態は?
柳田:一人ひとりが徐々にコミュニケーションをとっていい練習ができていると思います。残りの1週間で自分たちが求めるレベルまで持っていきたい。

――プロ選手として柳田選手がオリンピックに出場する意義を教えて下さい。
柳田:僕だけではないと思うのですが、アスリートとして自分たちが何をできるのかは向き合っている。僕たちがしっかりベストなプレーをすることで、皆さんに元気を届けることができるのかなと思います。これはもしかしたらプロという垣根は関係ないかもしれませんが、僕自身はやはりプロというところで他の選手より秀でて意識しているところではあります。

――海外から今季Vリーグに復帰しましたが、オリンピックの直前に日本でプレーしたことでプラスになったことはありますか。また緊急事態宣言が出ましたが、東京オリンピック開催についてどう考えていますか。

柳田:もちろんベストな選択だと思って決断していますので、コンディションなどを含め、サントリーサンバーズがベストな選択だと思いました。結果も優勝を果たせたことで、自分の選択は間違ってなかったと自信につながりました。

2つ目の質問は僕自身アスリートとして正直複雑ではあります。いま大事なのはみんなが安心できる状態を作ること。僕たちアスリートができるのは、自分たちのベストをつくすこと。感染対策などについては万全を期してやっていただいているし、その中でできることに感謝をしながら、難しい状況ではありますけど、自分たちが掲げた目標に向かってやっていくしかないと思います。

――オリンピックを最初に意識したのは、いつ、どんなきっかけか。当時と今で心境は違うか。
柳田:僕自身がオリンピックに出るかもしれないと意識し始めたのは、最初に日の丸を付けたシーズンだったと思います。当時南部監督が、「リオオリンピックに出ることを意識しなさい」とつねづね言ってくださったので、自分自身もそれからオリンピックを意識するようになりました。今とその時ではもちろん大きく心境は違いますし、立場、年齢、キャリアも違いますし、どういう大会になるのかという位置づけが違っています。今僕も20代後半なので、当時の悔しさも感じている選手もいるので、全然違いますね。

――去年の今頃はどんなことをされていましたか。
柳田:おそらく全日本の合宿に帯同してすぐに緊急事態宣言が発出されて解散して自宅に戻ったのですが、自宅でできることをして、発信もしようと考えていました。去年と今年では全然状況は違いますが、バレーボール中心なことは変わりがないです。

写真:縞茉未

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