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コラム

2021-06-02 13:04 追加

新型コロナ感染の中、頑張る監督、選手たち ブラジルダルゾット監督、アルゼンチンなど

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■9人の男の意地
対するアルゼンチンチームの状況はもっと大変だ。こちらはイタリア出発直前に選手3人が新型コロナウイルスに感染し、6人が濃厚接触者で待機になり、わずか9人で1週目の試合に臨むことになった。チーム練習もままならず、OHニコラス・メンデスが急きょリベロとして出場した。

どんな試合になるのかと案じられたが、始まればアルゼンチンの集中力、団結力、9人だってできるという男の意地で、ブラジル3-0アルゼンチン(31-29、26-24、25-16)と最後はブラジルに押し切られたものの、接戦になった。特にブロックはアルゼンチン13本に対し、ブラジルは6本と、ブラジルのお株を奪う大健闘だった。

試合後にキャプテンのSルシアーノ・デ・セッコ選手は、「自分たちは思った以上によくやったと思う。何度かセットを取るチャンスもあったけれど、ブラジルは素晴らしいチームだから、最後の1点を取るのが難しかった。私たちは小さなチームですが、来週には何人か合流できる予定です。控えがいないので、選択肢も限られますが、自分たちのスキルを見せるいい機会だと思います」(ネーションズリーグ公式サイトより)と前向きなコメントを出している。

他にもタイ女子チームも新型コロナ感染で出発前に大幅にメンバーが変更になったり、ドイツ男子チームは現地で移動のバスの運転手が感染し、チームもPCR追加検査や食事を部屋でとるなどの処置がとられた。濃厚接触にあたらず陰性が確認されたことから、そのまま試合の参加が認められている。バブルの中といえども気の抜けない状況ではあるが、どのチームも十分力が発揮できるように願っている。

日本のトスがいかにブラジルのブロックをかわすか注目したい。   撮影:FIVB

■日本対ブラジルのポイントは
日本女子は開幕3連勝と波に乗っている。5月31日の2週目はブラジル戦で始まる。ブラジルのブロックを出させないように、またサーブで押してどれだけプレッシャーをかけられるかがカギになりそうだ。ブラジルのここまでの3戦を見てみると、カナダ戦の2セット目以降の様に、ブロックが出れば波に乗れる。しかし、以前は鉄壁を誇ったブラジルのブロックも絶対的な固定したレギュラーがなく安定性、持続性に欠ける。またアメリカ戦ではコート奥にサーブをつかれ受け身になる場面が多く、攻撃的な試合展開に持ち込めなかった。キャプテンのOHナターリア・ペレイラが5月はじめに骨折、手術をしてリハビリ中のためレセプションが乱れると立て直すのが難しいようだ。
(女子のブラジル戦はブラジルのストレート勝利で終わった)

ブラジル男子もベネズエラとの練習試合3試合、初戦アルゼンチン戦を見ると、ブロックがまだまだだ。特にアルゼンチン戦ではパイプの前衛のおとりに易々とひっかかる場面がいくつもあり、日本は得意のパイプを生かしてつけこみたい。ブロックの要であるMBルーカス・サアットカンプは出産の立ち合いのため6月半ばからの合流になる。あとはチームの弱点であるOHヨアンデイ・レアルをサーブで狙うというお決まりのパターンだ。しかし、彼ではなく国内リーグ後半から絶好調のOHドグラス・ソウザが入ると攻撃のスピードも上がるので要注意だ。男子の日本対ブラジル戦は6月4日になる。

ネーションズリーグ公式サイト
https://en.volleyballworld.com/volleyball/competitions/vnl-2021/

取材:ブラジル在住 唐木田 真里子

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