全日本バレー、Vリーグ、大学バレー、高校バレーの最新情報をお届けするバレーボールWebマガジン|バレーボールマガジン


バレーボールマガジン>コラム>ポーランド、イタリア、カナダ、ブラジルが新たに決勝T進出を決める -東京五輪男子バレー4日目

コラム

2021-07-31 14:33 追加

ポーランド、イタリア、カナダ、ブラジルが新たに決勝T進出を決める -東京五輪男子バレー4日目

大会4日目の概要 堤敏樹コラム

Others

東京オリンピック男子インドアバレーボール競技は大会4日目を終え、ロシアに続いてポーランド、イタリア、カナダ、ブラジルの4カ国もそれぞれ決勝トーナメント進出を決めました。

大会4日目(7月30日)の試合結果

プールA

カナダ vs ベネズエラ 3 : 0 (25-13, 25-22, 25-12)
日本 vs ポーランド 0 : 3 (22-25, 21-25, 24-26)
イタリア vs イラン 3 : 1 (30-28, 25-21, 21-25, 25-21)

カナダがOHのホーグとマーを中心に得点を重ね、ベネズエラを危なげなくストレートで一蹴。これでまずベネズエラは最下位が確定します。続く日本対ポーランドは、OHレオンを中心に多彩な攻撃を見せたポーランドが3‐0で勝利。日本も堅い守りからの石川・西田を中心とした攻撃で応戦し、第3セットはデュースにまで持ち込みますがあと1歩及ばず、ポーランドが3勝目で予選通過を決めます。イタリア対イランは第1セットからお互いに一歩も譲らない激しい攻防に。先にイタリアが2セット連取しましたが、3セット目は途中出場の若手OPカゼミの活躍でイランが取り返します。イタリアは3セット目途中でザイツェフが指の痛みを訴えて交代しますが、代わって入ったベットーリとこの試合20得点のエースユアントレーナが要所で確実にスパイクを決めて3-1でイランを下し、イタリアの決勝トーナメント進出が確定。またこの結果を受けてカナダも勝ち点とセット率の関係で予選突破を決めます。プールAの決勝トーナメント進出の残り1枠は、8月1日の日本対イランの勝者になります。

プールB

ブラジル vs アメリカ 3 : 1 (30-32, 25-23, 25-21, 25-20)
アルゼンチン vs チュニジア 3 : 2 (23-25, 23-25, 25-19, 25-18, 15-13)
ロシア vs フランス 1 : 3 (21-25, 25-20, 17-25, 20-25)

勝った方が決勝トーナメント進出が決まるブラジル対アメリカの試合は3‐1で前回王者ブラジルに軍配があがりました。アメリカも第1セットこそ長いデュースを制して先取しましたが、ミスによる失点が1試合で31点もあり精彩を欠きました。続くアルゼンチン対チュニジアは予想外の展開。OPベンタラを中心に粘り強く得点を重ねたチュニジアが、いつも以上にミスの多かったアルゼンチンの隙を逃さず2セットを連取。3セット目以降は本来の調子を戻したアルゼンチンがOPリマを中心に得点して危なげなく残り3セット奪って逆転勝ちを決めましたが、予選突破に向けての大きな痛手となりました。この日最後の試合となったのは、既に決勝トーナメント進出を決めていたロシアと、まだ1勝しかできておらず崖っぷちのフランスの対戦。1セット目序盤からロシアが連続ブロックでリードしますが、その後フランスは守護神グレベンニコフを中心とする鉄壁のフロアディフェンスでボール落とさず、クレブノとOPパトリィを中心に攻めて試合の主導権を握り1セット目を先取します。2セット目こそロシアに取られますが、3セット目以降はブロックでもロシアにプレッシャーを与えて、ロシアのOHヴォルコフとクリウカをベンチに下げるさせたフランスがそのままゲーム主導権を握り続けて3‐1でロシアに勝利。これでフランスは1988年のソウル五輪以来33年ぶりの予選突破に大きく前進しました。

>> コラムのページ一覧へ戻る

同じカテゴリの最近の記事

コメント

Sorry, the comment form is closed at this time.

トラックバック