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会見・コメント

2021-09-06 20:00 追加

髙橋藍「アジア選手権の目標は優勝。パリ五輪で勝つために、大学在学中にイタリアリーグに挑戦できれば」

髙橋藍 囲み取材コメント

全日本代表 男子

9月6日に行われた男子日本代表バレーボールチームの第21回アジア選手権大会(9月12日から千葉県で開幕)に向けての囲み取材の中から髙橋藍選手のコメントをお届けする。

――改めてオリンピックを振り返っての感想をお願いします。

髙橋:まずはこのオリンピックが開催されたことを本当にありがたいことと思いますし、たくさんの方々から応援されて、それもすごく力になって、29年ぶりに予選を勝ちきるところまで突破できたというところは本当にすごい成果なのかなと思っています。

――アジア選手権での目標を教えてください。

髙橋:やはり、アジアで1位を獲らないと、世界で勝っていくことは難しいと思っていますので、アジア選手権では必ず1位を目指して頑張りたいと思っています。

――五輪を経験したことで自分にこれが足りないんだと感じた課題はどんなところですか? また、それを受けて、今、どういうことに取り組んでいるのかを教えてください。

髙橋:オリンピックの大会を通して、自分自身の経験のなさを感じています。それは特に前衛でのスパイクであったり、相手の世界の高さに対するスパイクの打ち方という部分で、キャプテンの石川(祐希)選手を見ていても、まだまだ経験の差がすごくあるなと感じました。東京オリンピック終わってからは、次に世界と戦っていくために自分自身がどのようなスキルをつけていかないといけないのかや、海外の高さに対して、どうスパイクを打っていかなければいけないのかというところを考えて取り組んでいます。

――たくさんの方に応援してもらってるのを感じたとおっしゃっていましたが、差し支えなければ、オリンピックの後、こんなにいろんな人が見てくれてたんだなと実感するようなことがあったら、どんなことだったか教えてください。また、初めてのオリンピックを経験し、イタリアのミキエレット選手のように同世代の選手もたくさんいる中で、今後について、どんなふうに考えましたか?

髙橋:今回は期間中も大会が終わった後もメッセージをくれた方が多かったので、その中で本当にすごく応援されているんだなと感じました。今おっしゃられたミキエレット選手のように同じ世代にすごい選手がいることもすごく大きな刺激を受けました。本当に世界のレベルが上がってきていると思うので、そのレベルで自分も互角に戦えるようになるために、イタリアに行くということも視野に入れて考えています。今後、世界で戦っていくために、どのようにしていくのが自分の中でいちばんベストなのかなというところを考えています。

――5月から国際試合を経験され、東京五輪まで目まぐるしく環境が変わられましたが、1年前に想像できた世界でしたか? またこの1年間のご自身の成長をどう考えていらっしゃいますか?

髙橋:昨年1年間は大会ができずに自分自身、世界と戦える力はどのくらいあるのかというところの部分ではすごく不安な要素もありましたが、今年5月にネーションズリーグが始まって、海外との対戦ができたことで、自分の課題も多く出ましたし、東京オリンピックを勝つために今すぐにできることは何なのかということも考えることができました。昨年1年間、大会ができなかった分、体を鍛えたりして、今年の大会に大きくつなげられた1年になったのかなと自分の中では思っています。
――今大会、オリンピックはフランスが優勝する結果となりました。他の試合もご覧になったと思いますが、世界とメダルを争えるようになるために日本が欠けている点と、これは強化していけば追いつけるのではないかという部分など、今感じられてることがあったら教えてください。

髙橋:戦っていく中で感じたのは、ディフェンスの部分なのかなと。サイドアウトの部分ではサーブレシーブも安定していて、効果率も高かったと思いますが、世界の高さ相手にブロックであったり、ディフェンスの部分でなかなかブレイクを取ることができない。そしてサーブレシーブが取れないというところで点差が開いていくことがあったので、いかにブレイクの部分でブロックディフェンスに力を入れていけるかというところがこれから世界と戦っていく中で鍵になるのかなと考えています。

――五輪でのご自身のベストプレーを教えてください。どの試合のどのプレーだったかということと、その理由も教えていただけますでしょうか。

髙橋:一番はカナダ戦なのかなと思っていて、まず最初のベネズエラ、その次のカナダ戦の2勝というところをチームが一番認識してやっていたので。ネーションズリーグで負けたカナダにオリンピックで勝てたというのは大きいところです。自分自身も東京オリンピックを楽しんでやるということは常に頭に置いていたので、その中でフェイクセットであったり、アピールというか、パフォーマンスの部分のプレーが出せたことは、とても印象に残っています。

――フェイクセットは高校時代からされていたと思いますが、石川選手の影響は少しあったのでしょうか?

髙橋:石川選手の影響がとても大きいのですが、石川選手がやっているのを見て、自分もやりたいと思っていて、この東京オリンピックという最高の舞台でできたことは嬉しかったです。

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