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会見・コメント

2021-09-06 20:00 追加

髙橋藍「アジア選手権の目標は優勝。パリ五輪で勝つために、大学在学中にイタリアリーグに挑戦できれば」

全日本代表 男子

――東京オリンピックを終えて、ひとつの区切りになったかと思います。3年後にはパリが控える中で、ご自身としての次の大きな目標や、それに対して今回のアジア選手権の位置づけ、ご自身の成長目標があれば教えてください。

髙橋:東京オリンピックで出た課題は前衛でのスパイクの決定率だと思うので、前衛で高さのあるスパイクを打っていくためには、世界に対抗できる高さになることが必要だと感じています。これからアジア選手権もそうですが、世界の高さに対して、どのような打ち方をしていくのか。また、自分自身が世界に挑戦していくという部分で、パリオリンピックというのはすごく大切な経験となるのかなと考えています。

――先ほどもお話しされていた海外チームも頭に入れてやっていきたいという話については、今、具体的に考えていることがあるのか。日体大の山本(健之)先生と話したことがあるのかを教えてください。

髙橋:海外に挑戦したいということは伝えてはいます。まだ話が進んでいるというわけではないですが、自分の希望を話してはいますね。

――オリンピックを通して、例えば対戦相手の目の色が違ったとか、オリンピックの特別感のようなところはどういう部分で感じましたか?

髙橋: ネーションズリーグのような大会と比べると、オリンピックは世界が勝ちにくるというか、気持ちの部分でももちろん違いますし、全チームが東京オリンピックに懸けてやってきているというところは自分自身も対戦して感じました。小さい頃からの夢の舞台でもあったので、この東京オリンピックで自分が輝く、最高のパフォーマンスを出せるというところを目標にしてやってきました。なので、自分の中でも本当にこの東京オリンピックは他の大会とは違った雰囲気や気持ちで戦っていました。

――大学の秋季リーグも始まりますが、合流はアジア選手権の翌週からになりますか? また、代表での経験を大学の方にどのような形で還元したいと考えていますか?

髙橋:アジア選手権が終わってから大学の方に合流になると思いますが、代表で学べたことは自分自身の中でもすごく大きいと思うので、高いレベルで学べたことを大学の方でも追究していきたいと思っています。大学でも代表レベルのバレーができれば日本一がとれると思っているので、ここで学んだことを大学でしっかりと伝えていきたいなと考えています。

――小学校の時から東京オリンピックを目標にしてやってきたそうですが、それが終わって、次の目標はどういうものになりますか?

髙橋:次はもちろんパリオリンピックを目標にしていますが、パリまでにいかに自分自身が成長できるかというところが大事だと思っています。そこまでにアジア選手権もそうですが、ひとつひとつの大会をしっかり成長につなげていきたいです。そのひとつひとつをまずは身近な目標も立てて、パリオリンピックにつなげたいなと思っています。

――先ほどのカナダ戦のフェイクトスの件は、どういう状況判断でその試合のその場面で選択したのか教えてください。

髙橋:4セット目で相手と点差が少しあり、気持ちの余裕のある部分もあって、しっかり相手を見ることができました。まずはスパイクを打つつもりで入るのですが、スパイクを打つところで相手がブロックに跳んできて、状況判断ができたので、そのブロッカーがいないところにしっかりトスを上げるというところにつながりました。

――以前、ルーティーンにしているとお話しされていた、試合前のサーブ練習時に入るレセプションのことですが、具体的にどんな技術的なメリットがあって入っていますか?

髙橋:相手のサーブの特徴や質を見ることができますし、自分のレセプションの調子を確認できます。レセプションの調子でその日の調子が決まるので、試合につなげることができて、自分の中ではすごく大切にしています。

――将来、海外挑戦をする場合はイタリアがいちばんいいと考えていますか? その場合、イタリアリーグは世界最高峰といわれていますが、どういうところからイタリアに行きたいと考えていますか?

髙橋:今回五輪を戦ってみて、世界の高さという部分で高いレベルに慣れるためにはイタリアがベストなのかなと。イタリアではミキエレット選手など同世代がバリバリとリーグで活躍しているので、その中に入って学ぶことも多いと思います。そういう意味で今の自分の気持ちの中ではイタリアに行きたいというのが強いのかなと思っています。

――海外挑戦は例えば大学在学中に何らかの形で行きたいなと思っているのか、それとも大学を卒業してからということを考えていますか? また、パリ五輪が次の目標ということですが、パリでの具体的な目標も教えてください。

髙橋:パリオリンピックまでもう時間があと3年しかないので、その意味では大学在学中に海外を少しでも経験できれば…。在学中に行くのがパリオリンピックにつなげるためには一番ベストなのかなと考えています。
パリオリンピックの目標は、今回、トーナメントに進出できたけれど勝ちきれなかったという悔しさがすごくあるので、まずはトーナメントで1勝し、そこからメダルにつなげていきたいと思っています。

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