2021-09-18 14:03 追加
石川祐希主将「大宅選手とはユースからコンビを組んでいるので、自分に託される場面が予想できた」、大宅真樹「中国戦で起用されなかった自分への苛立ちを今日はモチベーションに変えた」 アジア選手権会見コメント
アジア選手権 オーストラリア戦会見コメント(石川、大宅)
全日本代表 男子
9月17日に千葉ポートアリーナで行われた第21回アジア男子バレーボール選手権大会順位決定予備戦第2戦・オーストラリア戦の記者会見から石川祐希主将、大宅真樹選手のコメントをお届けする。
日本 3(25-23、25-17、25-23)0 オーストラリア
■石川祐希主将
しっかり3-0で勝って、順位決定予備戦E組を1位通過することができてよかったと思っています。1セット目は昨日の悪い流れが少しありましたが、途中から入った大宅(真樹)選手、大竹(壱青)選手に流れを変えてもらったと思うし、その後の第2、3セットも彼らのいいプレーに助けられました。また、山本(智大)選手のディフェンスが今日は機能していて、ディフェンスで繋いで繋いでという展開で相手のミスを誘うことができ、攻撃でもチャンスが多かったので、そこが今日の勝因かと思います。
――大宅選手と大竹選手がコートに入ってすぐ、トスが石川選手に集中する時間帯がありました。試合の入りが大事だといつもおっしゃっていますが、ストレートを決めたり、ハイセットも含めての連続得点の場面で、ご自身にトスが集中する中、どんなイメージや戦略を持って攻撃していましたか?
石川:入りに関してはシャットというよりもブロックができないうちにボールが落ちてしまったり、通過点は昨日よりも上げて打っていたので、完璧に止められるケースは少なかったと思います。その場面で大宅選手がたくさん球を託してくれたことに関しては、アンダーカテゴリーのユースの代から彼とは一緒にやってきたので、この場面では自分に球が集まるだろうなと予想でき、対応できました。そこで点をとらなければいけない場面で、そこは自分の責任だと思っているので、点をとることに集中できました。
――あの場面ではご自身のスイッチも入りましたか?
石川:そうですね。1セット目の序盤は流れがなかなか作れない状況があったので、あそこで託してくれたことによって流れがつかめ、自分自身もそうですし、チームとしてのスイッチもうまくいい方向に持っていけたのかなと思います。
――セッターは藤井(直伸)選手と大宅選手、それぞれ特徴があると思いますが、今日は大宅選手が入ったことでチームが変わったと感じたところはありましたか?
石川:流れが変わったと感じましたし、トスについては、僕に関しては大宅選手とは日本代表ではともに活動する期間は少なかったのですが、同学年なので、ユース、ジュニアからトスをよく合わせていました。彼との信頼関係であったり、ほしい球が上がってくるということは確認はできていたので、そこの心配はしていなかったです。大宅選手はトスだけでなく、ブロックでワンタッチを取ったり、ディフェンスやディグもすごくいい選手なので、今日の1セット目はそれに助けられました。そこが昨日とは大きく違ったかなと僕自身は思っています。
――大宅選手のセッターとしてのよさをどのようなところに感じていますか?
石川:託すところはしっかり託すというところの割り切りがいい選手だと思います。トスが上がってきそうなタイミングがアタッカーとしてはわかりやすいので、思い切り攻撃に入れます。特に、パイプをいいところで使ってくれたり、ミスした後も同じ選手にボールを集めたり、強気なトスワークが彼の持ち味だと思っています。また、トスだけでなく、ディフェンスやブロックも他のセッターの選手より得意にしている部分なので、そういうところも魅力だと思います。
――西田(有志)選手や関田(誠大)選手がアジア選手権に出場せずに海外に出発する中で、石川選手が日本に残って、この大会に出場されていることへの思いを改めてお聞かせいただけますか?
石川:特別にこの大会ということではなく、しっかり日本代表としてのシーズンをやり切ろうという気持ちで臨んでいます。この大会は世界選手権の切符もかかっていますし、終えてからイタリアに行ってもいいなと思いました。関田選手と西田選手は初めての海外で、チームや環境に馴染むことは最初はすごく苦労しますから、彼らはそういう選択をしたと思いますし、コンディション的な問題もあったと思います。それぞれやるべきことがあったと単純に思っていて、僕は合宿中に少し(背中の)怪我をしましたが、コンディションも問題なくやっているので、しっかりやり切ってからイタリアに行きたいなと思って、この大会に臨んでいます。
――キャプテンという立場であることも影響しましたか?
石川:もちろんキャプテンではあるのですが、だからいなければならないというのは感じていなくて、日本チームとしてアジア選手権がまだ残っている。そして、今回はお客さんも入っていただいていますが、僕が海外に行ってしまうとプレーを見ていただく機会も少なくなってしまいます。日本でプレーを見ていただくことも大切だと思っていますし、(キャプテンだからというより)僕自身のためにアジア選手権に出場しています。もちろん、キャプテンなので、チームを引っ張って、この大会で優勝させるという思いは常に持ち続けて、この大会に臨んでいます。
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