2021-10-05 14:17 追加
荒木絵里香引退報告会「いちばん影響を受けた選手は木村沙織。東京五輪後も会いに来てくれて思い出を語り合いました」
荒木絵里香引退報告会
SV女子 / 全日本代表 女子

バレーボール女子日本代表の主将を務めた荒木絵里香選手(トヨタ車体クインシーズ)が5日、名古屋市内で引退報告会を行った。
荒木選手は引退を決断した理由として、「東京五輪を目指して取り組み、それを終えたこと」「娘と過ごす時間を大事にしたい」「バレーが上手くなりたい一心で競技に取り組み続けてきた中で能力の限界を感じ、それを認めた時、改めてバレーボール選手を味わい尽くせたと実感した」という3点を挙げた。
最も思い出に残った試合として、2012年ロンドン五輪の中国戦を挙げ、「デュースを含め、全セットが2点差の試合。最高の舞台で最高の仲間、そして対戦相手と戦えたこと。そして、そこに至るまでの過程が大きなものだった」と語った。
北京、ロンドン、リオデジャネイロ、そして東京と4度の五輪に出場し、今年8月に閉幕した東京五輪でも主将を務めたが、「いい戦いをできなかったこと、後輩にいいものをつなげなかったことは責任と悔いが残っている」と話し、バレー界のこれからを託す選手たちには「個人の力あってのチーム力なので、それぞれの力を全うしてハードワークしてチームを築いてほしい」と思いを述べた。
自身の競技生活に最も影響を与えた選手は、成徳学園高(現・下北沢成徳高)の2年後輩で、ロンドン五輪でともに銅メダリストとなった木村沙織さんであるといい、「彼女と同じ時代をずっと生きて、いろんな経験をしてきました。彼女からもらったエネルギーは自分にとって大きなものでした」と振り返った。木村さんは自身が引退した後も荒木選手を支え続けてくれて、東京五輪後もすぐに会いに来てくれたのだとか。「お疲れ様」と声をかけてくれて、選手時代の思い出を語ったり、楽しい時間を過ごすことができたという。
今後は関東に生活基盤を置き、娘と過ごす時間を大切にしつつ、トヨタ車体クインシーズにチームコーディネーターとして関わり、リーグでの経験を選手に伝え、アドバイスをしたり、外部にチームの魅力を伝えていきたいという。また、多方面からバレーボールやスポーツに関する学びを深めるために大学院への進学準備もしているという荒木選手。北京五輪をともに戦った選手としての先輩でもあり、トヨタ車体の前監督でもあった日立の多治見麻子監督も大学院で学んだ経験があるので、相談に乗ってもらうこともあると語った。
最後にトヨタ車体の藪田美穂子主将が花束を贈呈し、笑顔で会見を終えた。

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