2021-10-11 16:12 追加
東レ 藤井と李博のオリンピアン二人がチームを牽引 新戦力手塚も開幕に向け意欲
V1リーグ 男子
●李博選手
――練習試合の手応えは。
李:先週は試合勘がなくて、FC東京さんは練習試合してきてて、完成度も高かったんですけど、うちは相当久々の練習試合だったということもあって。今週こっちに戻ってきて、先週試合した分試合勘が戻ってきたという…ちょっとした慣れで、昨日から良い感じに仕上がってきていました。
今日は昨日とは別のメンバーが出て、久々に藤井と自分がスタメンででした。そこまで悪くなかった、選手層という意味では厚くなってるんじゃないかと思います。
昨日は1セットだけだったんですけど、へとへとになって、体力面で心配だったんですけど、今日は慣れてきてたんで、良い状態でリーグに向かえるんじゃないかなと思います。
あと一週間ということを考えたら、今日の試合は良いふうに捉えて良いと思いますね。
先週の試合もそうですけど、良い時は良くて、良くない時に立て直せないのが反省点としてあったんですが、今日は終始良い状態で終われたので、そこは自信を持って良いのかなと。
――代表経験からチームに還元したいところは。
李:言葉の面では藤井の方が巧いので、リーダーシップとかは自分は苦手なんで…。姿勢ですかね。プレーで…そうは言ってもレベルの高いメンバーが揃ってるので、ベテランも強いですし…だから、そこまで何をするというのではなく。ただ、自分が入ったら安心して見れるとか、そういう存在にならないといけないなと思ってます。そういう姿勢で何か感じてもらえれば…。代表でもMBで最年長なので。
――代表で通用したところ、しなかったところは。
李:全日本ではサイドがすごい柱なんですよ。石川くんだったり藍くんだったり、西田…サイドのマークがすごい中で、自分は二番手三番手なので、そこでは藤井との速い攻撃が通用したところは多かったかなと。サイドの選手に支えられて結構決定率が高い状態でいけました。
Vリーグでは、かなり自分にマークが来てる中で、速さだけだと…コースの幅がないとシャットされるなと。いろんなバリエーションを使っていきたいと思いますね。
――(東レに)MBが多く在籍していることについて。
李:一番は自分の色を出し続けることが大事なのかな。皆違う強みを持ってるじゃないですか。自分はサーブとスパイク。ここの武器はなくしたらいけないなと。そこをなくしたら逆に…うかうかしてられない。いつも緊張状態にはさせてくれますよね。自分は全然否定的じゃなくて、逆に嬉しいです。ずっと出続けちゃうと成長がそこで止まっちゃう。すごいMBが多いと、刺激を持ち続けながらバレーできるのでありがたいですね。その中でも絶対成長したいという気持ちにさせてくれます。
――開幕戦と宮崎大会への抱負を。
李:まずはリーグ戦、初戦の入りが大事になってきます。そこからリズムが作れてきて2戦目以降余裕が生まれてくると思いますので。目標は優勝ですけど、一戦一戦の積み重ねがゆくゆくは大きな結果になっていくのかなと。
久々の宮崎大会は8年ぶりくらいになるのかな。自分の生き生きとした姿を見せたいなと。お母さんがママさんバレーをしていて、小さい頃よくとても良くしてもらって…そういう方も呼んでくれているので、お世話になっている方に恩返しができるように。気負わずにやりたいと思います。
取材:蒼木まどか
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