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会見・コメント

2021-10-20 20:40 追加

島村春世「チームの新しい演出に気持ちが高ぶった」、鈴木千代「将来的にはセッター希望だが、今はどんなポジションでもチームに貢献したい」 V1女子会見

V1リーグ 女子

●島村春世選手

開幕戦ということで硬さもありましたが、会場の雰囲気が今まで以上に熱く、私の気持ちもすごく高ぶった状態にしてくれたということが嬉しかったです。スタートから隣にいる塚田とのコンビも非常に合っていて、自分自身も1セット目の入りがすごく良かったなと思っています。チームとしても攻めて攻めて攻めまくるというようなバレーボールで、今まではバックアタックが少なかったり、攻めまくる展開というのは少なかったのですが、今日の試合に限ってはそういうところがすごくできていたと思います。そういう展開が今後もできるようにしていきたいと思っています。

●塚田しおり選手

会場の皆さんがすごく後押ししてくださって、雰囲気や演出で盛り上げてくれたので、私たちも気持ちを高ぶらせながら初戦に臨むことができました。最初は少し緊張もありましたが、みんなで目を合わせながら、笑顔で表情も良くしながらプレーすることができました。まだ明日も試合があるので、もう一度今日の振り返りなどをしっかりして、また明日に臨みたいと思います。

●山田二千華選手

初戦を自分たちのホームゲームで迎えられたことはすごく大きくて、自分たちのバレーなどを作りやすい状況を周りの方々に作っていただき、それを自分たちでうまくチームの流れに変えて、自分たちのいいバレーができていたと思っています。 プレー面では、サーブで攻めると自分たちの流れになるシーンが多くて、そういうところをこれからも継続していきながら、ブロックディフェンスなどの精度をもっと上げて、もっと成長していけるチームになっていきたいと思います。

――山田選手に。五輪で出場機会が少なくて悔しい思いをした分もリーグを頑張りたいと開幕前におっしゃっていたと思いますが、今日は連続得点もありました。ご自身の自己評価は?

山田:チーム全体でオフェンス力というのを目標として掲げていますが、自分も今日はそこを意識していて、オフェンス面は攻撃に入る意識やセッターとのコンビなども含めて、いい結果を出せていたかなと。でも、自分の武器であるブロックが今日はあまり出ていなかったので、もう一度そこにも目を向けて、これから詰めていきたいと思っています。

――塚田選手に。今日、スタートからコートに入るにあたり、心がけていたことは?

塚田: 今日はセンター線がキーになるということをチームとしても掲げていたので、速いテンポの攻撃だったり、ラリー中のクイック、ミドルの存在感というところを意識してやっていこうと試合に入りました。その結果、サーブで攻めて、ワンタッチからのミドルの存在感というところを出せたと思うのですが、まだまだこれからという部分もあるので、精度高くやっていきたいと思います。

――ご自身のセッターとしての長所はどこだと思いますか?

塚田: 背が高い分、高いところでのセットだったり、自分の強みはトスがしっかり伸ばせるところだと思っているので、そういうところを生かしてやっていきたいと思っています。

――島村選手に。とどろきでの開幕戦が初めてだったそうですが、期する思いはありましたか?

島村:ホームということではカルッツかわさきでの開幕戦はありましたが、とどろきでは12年在籍して初めてでした。とどろきはずっとお世話になっている体育館で、自分にとって大事な開幕戦をここでプレーできるのはすごく嬉しいことでした。 大げさに聞こえるかもしれませんが、バレーを続けてきてよかったなと。

自分にとってはここでこういうふうにできるというのはすごく嬉しいことなんですけど、自分だけではなく、隣にいる塚田も川崎橘高校の後輩で川崎市出身ですし、もう一人甲萌香という川崎橘出身の選手もいるので、そういった神奈川県や川崎市出身の選手がどんどん増えていけるような環境作りも大事だなと感じています。

ここで開幕戦を行って小中学生が観に来て、「私もこういうふうになってみたい」と思ってもらえるようなプレーをしていくのが大事だなと思っています。来てくださるクルー(今季からのリブランディングでファンや観客のことを「クルー」と呼んでいる)の皆様に元気や勇気を試合を観て感じ取っていただけたら嬉しいですし、それと同時に小中学生などの子どもたちに「バレーって楽しいんだ」「自分もやってみたい」と思ってもらえるような試合をしたいという気持ちがありました。

――島村選手に。東京五輪を終えて感じたことは?

島村:チームがひとつになることをもう一度再確認させてもらったというか、上手く言えないのですが、うわべだけでやってしまっていたのかなと。その時は全力で一人ひとりと向き合いながら話していたり、コミュニケーションを取ったりというふうにしていたのですが、 振り返ってみると、そこだけではなく、もっと伝えなければならなかったことを伝えられていたら、もっとチームが一つになって、1点を取りたい時にしっかり取れたのではないか。この試合に絶対勝たなければならないというプレッシャーがある中でも、自分たちがのびのびプレーできたりとかというところにつながっていたのではないかと思います。

また、自分はあのメンバーの中では年齢的に上の方だったので、自分が落ち着かせたり、流れを読んで声をかけてあげなければならなかったのですが、それがなかなかできず、プレーで引っ張ることもできていなかったなと。
NECに戻ってきて、そういうことはしないように(教訓に)したいし、その悔しさがあるからこそ、リーグで全力を懸けるという思いで、今はできています。

――ホームゲームの演出が変わり、いちばん違うと感じたことと、ご自身のプレーにいい影響が出た部分があれば教えてください。

山田:会場が赤で統一されているのは前と同じですが、音響が宇宙をイメージしたものになったり、最後にライトアップしたりという演出が自分たちの目標である「宇宙一」というのを改めて実感させてくれる環境を作っていただけてると思います。

塚田:照明が暗くなってきれいな色のライトが出てきたりだとか、アナウンスの仕方も「今から出発するんだな」という感じの演出がされていて、私たちもワクワクしましたし、「自分たちも出発するんだ」という気持ちになりました。プレー中は集中していてあまり音が聞こえなかったのですが、皆さんのハリセンの音など、背中を押してくださる応援が心に響きました。

島村:私が一番テンションが上がったのが選手が一人ひとり入っていくタイミングで流れるムービーがすごくカッコよかったところです。今まで以上に選手自身のカッコいいところを引き立ててくれているような形になっていて、その時に自分のスイッチも入ったのかなと思いますし、あとは2人が言ってくれたことも同じように感じました。本当にホームゲームは大好きです。

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