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インタビュー

2021-10-21 17:42 追加

ミハウクビアクが語るあの芸術的な技の源と東京五輪「父がすべてを教えてくれた」

ポーランド代表の主将にしてV.LEAGUE DIVISION1MENではもうすっかりおなじみとなったミハウクビアク選手。オリンピックでは残念ながらメダルには届かなかったが、10月16日と17日の開幕週では、彼らしいミラク

SV男子


ポーランド代表の主将にしてV.LEAGUE DIVISION1MENではもうすっかりおなじみとなったミハウクビアク選手。オリンピックでは残念ながらメダルには届かなかったが、10月16日と17日の開幕週では、彼らしいミラクルなプレーを見せてくれた。そんなクビアク選手にオリンピックのこと、彼の独創的なプレーの源についてや、昨シーズン話題となったチャレンジについて、そして満員のファンの前でプレーすることについて聞いてみた。

●ミハウ・クビアク
今日勝てたことは本当に嬉しいんですけど、コートでも言ったとおり(この日の勝利者インタビューはクビアクであった)、シーズンは長いので満足はしていない。
嬉しくも悲しくもないですけど、ただできるだけ前に進むことができるようにがんばります。

ネットに背を向けてセットアップの要領で相手ブロッカーに当ててブロックアウトで得点

――昨日の試合中、ポールに近づきすぎたボールを(おそらくホールディングなどをとられないために)パンチでワンハンドでトスにして兒玉康成選手が打ち切って得点にしたり、今日も3本目のボールをネットに背を向けてセットアップの要領で相手ブロッカーに当てて出してブロックアウトをとるという思いも寄らないプレーを見せましたが、あのようなクリエイティブなプレーはどこから来るのでしょうか?

クビアク:状況などを見てどうプレーするかをとっさに判断しています。
お父さんが全部そういうのを全部教えてくれました(クビアクの父はバレーの指導者)。
若いときはビーチバレーもやっている。私自身はビーチは嫌いで、でもお父さんは「絶対にあなたのためになるからビーチをやりなさい」と言われてそうしました。それから15年経ちましたが、本当にそのことに感謝しています。ビーチの経験のおかげで、コートのどこに自分がいるかとか、いろいろな工夫をすることを覚えました。特別なことをしようとしているわけではなくて、単純に普段しないようなことを恐れずに積極的にプレーすることが、あなたが言ったようなプレーの源なのかなと思います。楽しんで点を取れたら、それでいいという感じです。

*この2つのプレーの動画がパナソニックパンサーズ公式ツイッターとインスタグラムにアップされている。


――WD名古屋のクレク選手と昨シーズンから天皇杯やファイナルラウンドもあり、今週の開幕戦とたくさん戦いましたが、楽しかったですか?

クビアク:もちろん毎回対戦するときは楽しく面白い。クレクさんも世界のトップクラスのオポジットなので、対戦することはとても面白い。クレクさんとはもう15年以上のつきあいで、代表でも一緒に戦うので、相手チームに友達がいるときは毎回楽しくやっています。クレクさんは昨季名古屋でいい結果を出しましたし、本当にエネルギーのある選手だと思います。

――サントリーの柳田将洋選手は以前からクビアク選手を尊敬していると言っていましたが、昨季対戦してどう思いましたか。

クビアク:柳田選手はサントリーの戦い方を大きく変えたと思っていまして、その前のシーズンと比べると全体的に自信が高まったと思います。柳田さんのおかげでチーム全体が良くなったと思いますし、柳田さんは決勝戦で本当にハイレベルなプレーをしていた。一番凄いと思うのは怯えてない心。柳田選手は非常にいい選手だと私は思います。だから、私が個人的に思う昨季リーグのMVPは、柳田選手ですね。

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