2021-10-22 07:00 追加
KUROBE・金杉由香「ムードを盛り上げ、チームを鼓舞しようとした」、NEC・井上琴絵「小島選手とお互いにいい部分を生かし合いながらチームに貢献したい」 V1女子会見
SV女子
■NECレッドロケッツ
●井上琴絵選手
今日の試合は、1、2セット目は自分たちの攻撃がいいように決まり、アグレッシブに攻めてリズムを作ることができましたが、3セット目は相手のサーブや粘り強いディフェンスでなかなかこちらが点数をとれませんでした。また、パスや2段トスの精度が少し低くなってしまい、アタッカーが思い切って打てる状況が作れなかったことが反省点です。でも、開幕2連勝ということで、いいスタートが切れて、本当によかったと思います。
●古谷ちなみ選手
琴絵さんも今おっしゃったように、1、2セット目は自分たちのやりたいバレーを出すことができましたが、1セット目後半くらいから少しずつブロック漏れなど甘いミスが出てしまいました。来週以降、そういうミスをなくして、セットをとり切れるチームにならないと、これから難しいと思うので、3セットしっかりとり切れるチームになっていけるように頑張っていきたいと思います。
ーー井上選手に。移籍して初めての2戦でしたが、この2日間の感想と自己評価は? また、リベロの起用方法がミドルの選手ごとに担当するという、これまでにあまりなかった形ですが、実際にやってみていかがでしたか?
井上:NECに加入して初めての試合ということで、開幕戦の緊張感もありました。新しい気持ちで臨んだ中で、やはり自分のプレーを振り返ると、まだまだの部分があるので、そこはしっかり上げていきたいなと思っています。今の起用法に関しては、練習でもずっとやっていましたし、いろいろな練習をしてきたので、このやり方があればまた違う効果も出てくると思います。小島(満菜美)選手と一緒にゲームの流れを見ながら意見を交換したり、共有したりというところで、すごくメリットもあって、お互いにいい部分を生かしながら、チームに貢献できたらと思っています。そういう意味で、今はプラスに感じながらプレーさせていただいています。
ーー古谷選手に。2日連続同じ相手と対戦するシステムで開幕2連戦を戦い切っての感想と、昨日の試合と変えたところがあれば教えてください。
古谷:まず、2連戦、試合に出させていただき、自分の強みが出せた部分もあったのですが、後半の部分で脆さも出てしまったので、そこは自分の中で日々の練習で向き合っていかなければならない部分かなと思います。長いコースなどが自分の強みだと思うのですが、そこに相手が対応してきて、違うアプローチをしていこうとしたのですが、相手に対応されてしまったので、前半からそれを覆すような引き出しを自分の中で出していけるようにしていかなければならないと思いました。
ーー古谷選手に。今シーズンに入るにあたっての意気込みは? また、シーズンオフの間に自分の中でレベルアップしたと感じる部分はありますか?
古谷:もともとディフェンスの部分で苦手意識があり、バックアタックをいちばん強みにしたいと思っていますが、バックアタックをしていく中でも自分でレシーブして入っていくというのを夏場から頑張ってきました。どんな状況でもオフェンスに入っていくというのをいちばんの強みにしてやっていきたいと思うので、そこを見ていただけると嬉しいです。
ーー今季から井上選手が加入しましたが、古谷選手から見た井上選手と小島選手のプレースタイルの違いなどはありますか?
古谷:両選手とも後ろにいる安心感がすごく強くて、比べるのは難しいのですが、お二方ともディフェンス面でのアドバイスはもちろん、オフェンス面でも迷っている時に「神の声」じゃないですけど(笑)、「ここ空いてるよ」とか囁いてくれて救われたことがたくさんありました。そういうところは頼りになるし、助かっています。
ーー井上選手に。「勝ちたい」という強い気持ちを持ってNECに入団されたと開幕前の会見でもお話しされていましたが、勝利するためにいちばん大事なことは何だと思いますか?
井上:バレーボールは一人でできるものではなく、みんながいるから勝利に繋がると思うのですが、このチームは誰かに頼るというのではなく、一人ひとりがチームのために、勝つためにというのを日々考えながら練習したり、会話をしています。試合の中では4枚攻撃を中心にアグレッシブに点数をとりに行こう。先ほど古谷も言ってましたが、自分がレシーブをとっても攻撃に参加しようと。本当に一人で戦ってるのではなくて、みんなで戦っているというのがこのチームの強みだと思うし、それが勝つためには非常に大事だと感じています。
ーー両選手に。今季からNECはリブランディングをされ、会場の演出などに変化がありました。昨日会見に出席された3選手は「気持ちが高ぶった」などの感想を話していましたが、お二人はどのように感じましたか?
井上: 本当に素晴らしい演出で、ライブに行ったような雰囲気の中、自分たちも乗っていけるような雰囲気であったり、試合が終わってからも照明を落として、お客さんのスマートフォンのライトで照らしてもらったりなど、新しいNECが作ろうとしている世界観にこだわって会場を作られていて、本当に感動しました。私も「よし、頑張ろう!」という気持ちになりました。
古谷:もともと、NECのホームゲームは自分自身もプレーしていて興奮するし、試合前の気持ちも作りやすかったのですが、更に、今までにない形となり、自分たちもワクワクしますし、観客の方々も新しい風じゃないですけど、もう一段階上がれる空間になったのかなとは思いました。試合前に選手一人ひとりが呼ばれる時なども、音楽や雰囲気でついつい体が動いてしまうような空気感というのは武器だと思いますし、相手チームに申し訳なくなってしまうくらい、すごく「NEC!」というのが伝わりました。
同じカテゴリの最近の記事
- 大阪マーヴェラス・田中瑞稀「一瞬の閃きが勝利につながった」、林琴奈「バレーを楽しむ気持ちが大事だと思った」、西崎愛菜「この仲間とだったら優勝できるって思っていた」 SV女子 [SV女子] / 2025.05.06
- NECレッドロケッツ川崎・佐藤淑乃 「1年目のシーズン、1年目の鮮やかな涙」 SV女子 [SV女子] / 2025.05.06
- 合言葉は"これで優勝できるのか?" SAGA久光スプリングス・平山詩嫣が目指すもの SV女子 [SV女子] / 2025.04.25
- 大阪MV・田中瑞稀「どうやって1点を取るか、1人1人が考えを持ってプレーできたことが勝因」 SV女子 [SV女子] / 2025.04.25
- デンソー・川畑遥奈主将「体力面でもメンタル面でも、チーム全員が鍛えられた試合だった」 SV女子 [SV女子] / 2025.04.24
コメント
Sorry, the comment form is closed at this time.