2022-01-11 17:00 追加
石井優希「どんな役割でも貢献。すごく楽しく今までの優勝よりも嬉しかったかも」久光スプリングス 皇后杯優勝インタビュー(前編)
V1リーグ 女子
──今シーズンは「楽しむ」ことを目標に掲げていますが、皇后杯は楽しめましたか。
石井:すごく楽しかったです。JT さん、東レさんといったリーグ上位のチームと対等に戦えたこと、勝てたことが本当に楽しくて嬉しくて。もし決勝で負けていたとしても後悔はなかったと思うくらい楽しかったので、その思いをそのまま、一番の目標であるリーグ優勝に繋げていきたいと思います。
──準々決勝のJT戦も、決勝の東レ戦もフルセット。最後まで粘り負けなかった。そのあたり成長を感じますか。
石井:すごく感じます。昨シーズンはフルセットを1試合も勝てなかったので、チームの課題として、今季はフルセットになっても勝つことを目標にやっています。皇后杯では2戦ともフルセットを勝ち切れて、成長を感じていますし、チームとしてまとまりがあるなって思います。途中から入る選手もみんな活躍しますし、チャンスを掴んでいると感じます。
──石井選手は、皇后杯は2012年から5連覇、2018年にも優勝経験がありますが、今回の優勝は今までのものと違いましたか。
石井:久光スプリングス(当時、久光製薬スプリングス)が5連覇したときは日本代表選手が多くいて、私も年齢的に下だったので、引っ張ってもらいながら自分の仕事をするという感じで結果を残せていたんですが、 今シーズンは(上の人に)ついていくのではなく、違う役割で結果が残せました。今までの優勝よりも嬉しかったかもしれないですね。前のように(チャンピオンとして)勝たなきゃと追い込んでやるのも楽しいですが、今回は挑戦者として思いっきりやったという、また違った楽しみ方ができました。
──調子が戻らなかったり、プレーで苦しんでいた時期もあったと思いますが。
石井:(皇后杯の)私自身のプレーは全然良くなくて、決勝でも攻撃面では苦しんでいて、点数が取れなかったんですけどね(苦笑)。ただ、もちろん攻撃でたくさん点数を取らないといけないポジションで、求められていると思いますが、一番はディフェンス面や経験からの軸として期待されているので、そういった部分でも頑張ろうと思ってやっています。日本代表の活動も東京五輪で一区切りして、気持ち的にも余裕ができたので、今、本当にバレーを楽しめています。
(後編に続く)
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