2022-01-26 18:33 追加
日立Astemo・野中瑠衣「全員で戦うって、こういうことなのかなって」、東レ・白井美沙紀「石川真佑とクラン・ヤナにボールが集中している」Ⅴ1女子会見
SV女子
●越谷章監督
今日は日立さんの粘り強いバレーにやられました。第1セット、出だしから失点が多く続いて、自分たちのアタックに対しての被ブロック、ですね。相手の方がブロックシャットで上回っていました。決定率自体はそんなにうちも悪くなかったんですけど、今日の点差をみたら…要所要所でブロックされて、そういうところが響いたのかな、と。相手も苦しい状況から返してきたボールがあったわけですけども、そこを決めきれなかった。与えてくれたチャンスボールとか返してきたボールをしっかり切っていたら流れが来たかなと思うんですけど、そういうところで得点が取りきれなかった。ですので、最後は少し焦って、ああいうゲームになったのかなと思ってます。
ーー皇后杯でもあと1歩のところで優勝を逃してしまいました。それを踏まえての練習もあったと思います。その成果については?
越谷:トレーニングの強度は上がりました。若い選手も多いのでゲーム形式も増やして、その中で課題だったサーブとブロック。ブレイクのところが良くなかったので、最初のサーブ、ブロックのところを重点的にやりながら、ですね。あとは攻撃のリズム、ライトゾーンをどう使っていくかというところを課題にしてやっていました。
ーー年明けのトヨタ車体戦は「連勝したけども内容が良くなかった」と選手が口を揃えて言っていました。
越谷:正直、疲れも多少あるんですよ。練習量が増えていますし。でも今やっておかないと終盤に苦しくなるので。でも、なんていうんですかね。詰めが甘いというか。取らなきゃいけないというところでの詰め。今日も第2セット、はっきり言ってあれは取らなきゃいけないですよね。大量リードしているのに。ゲームを読む力も必要ですし、危ない状況を察知して締めるところを締めていかないと。そうしないとチャンスが来た時にも取れない状態になってしまうので。先週もそうですし、今日もそういうところが…と思っています。
ーーライトサイドの強化という点では新人の西川選手が頑張っています。彼女の現時点での評価は?
越谷:西川はブロックもいいし、アタックもいい。そして、サーブレシーブもいいんですよ。そういう部分で計算できるんですけど、やっぱり中田紫乃のところをしっかり作りたいと思っています。使うべき場面はいくらでもあると思うんで、そこはセッターも自分で配分を決めて、ですね。ミドルとライトをうまく使っていかないとレフト依存になってしまうんで。それだと今日の試合みたいになっていくのかなと思ってます。
ーー中田選手をもっと打たせたい?
越谷:バンバン打たせるんじゃなくてどう意識させるかということですね。ミドルとも上手く絡めて。要所では軸となるレフトの攻撃が決まっていますから、ゲーム配分を見てどうやって使っていくか。そこが大事だと思います。崩れたらレフトレフトになると…それで最後まで決まっていればいいですけど、絞られたら(厳しくなる)。各チーム、サーブで崩して攻撃の選択肢を絞って、ディフェンスをしますから。そうなった時には個人の力だけでは通用しなくなると思っています。
ーー中田選手はサーブが良いですね。ミスも少ない。この試合が始まる前までサーブ効果率1位でした。
越谷:コントロールがいいですね。揺さぶりもできるし、しっかりショートサーブも入れることができる。サーブは彼女の持ち味だと思うんですよ。守備も悪くはない。後は自信を持ってやってもらったらと思っています。
撮影 堀江丈
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