2022-02-28 16:15 追加
WD名古屋クレク主将「コート上で恐れることは何もありません。ただベストを尽くすだけです。戦争は悲惨で、この世界で起こってはいけないもの」
SV男子
●マクガウン監督
マクガウン: 前に名古屋で東レと対戦したときは、とても競った試合でしたが、東レの選手たちが重要な場面で毎回いいプレーをできていたので彼らが勝ちました。しかし今日はわれわれの方がいいプレーをすることができました。サイドアウトが欲しい場面など、点数を取りたい場面で点数を取ることができていました。相手に連続してブレイクを取られることもありましたが、重要な場面でビッグプレーができていた今日の選手たちを誇りに思います。
――前回の東レとの2連戦は2連敗で、今回初めて勝利されたわけですが、前回の対戦と今日の試合との最も大きな違いについてもう少し詳しく教えてください。
マクガウン: 前回の対戦はもうかなり昔のこと、半シーズン前のことなので、われわれはまだそのときにはチームのアイデンティティを探っている状況でした。しかしそれからどういうやり方がチームにフィットするか、どういうバレーをやりたいのかなどが試合や練習を重ねる中でわかってきました。前回の対戦との一番の違いというのは、おそらく少しだけできることが増えたことだと思います。例えばレセプションが改善されました。前回の名古屋での対戦では東レはレセプションとサーブで優れていたと思います。今日はレセプションの向上によって相手にプレッシャーをかけられましたし、逆にこちらは相手のいいサーブに対処できたことで相手からのプレッシャーを減らすことができたと思います。
――前回の対戦では東レのセッターは藤井選手でしたが今回はベンチアウトでした。彼の欠場が今回の結果に影響を与えたと思いますか。
マクガウン: 東レには藤井選手以外にも素晴らしいセッターがいます。しかし、このレベルでどんなセットが重要で、どんなセッターが影響力を持っているのかというのは、そのセッターが持つアタッカーとのコンビネーションや攻撃オプションに依ると思います。このスピードのはやい、組織的なオフェンスを仕掛けるバレーボールにおいて、セッターはとても重要なポジションです。そのためナンバーワンセッター、スターティングセッターがいない状況というのは常に困難が生じます。永露も高いレベルでプレーしてくれていますが、どんなチームでもナンバーワンセッターの不在というのは大変なことです。特にこのレベルの試合ではセッターはとても重要ですので。
――永露選手に対する監督の評価についてお聞かせください。
マクガウン: おもしろいことに、シーズン当初は2人のセッターを起用していましたが、永露はその後大きく成長してくれました。彼はまだ若く、伸びしろが大きく、成長や学習に貪欲で、とてもハードワーカーです。驚くほどハードワーカーです。彼のセッターとしての成長はとても嬉しく思います。しかし、若いセッターにありがちですが、彼はまだ技術不足であったりミスをすることもあります。それでもそのミスからしっかり学ぶことができていると思います。
取材・文:堤敏樹
写真:黒羽白
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